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産經新聞 平成27年(2015年)11月17日 生活面の記事です
健康café
⑩ 腸内細菌
肥満と痩せで異なる種類や数
私たちの腸内には、100兆個の腸内細菌がいるといわれています。
人間の体の細胞数は約70兆個とされるので、私たちは自分の細胞よりも多い数の生物(細菌)を体に入れていることになります。
人の腸内は、お母さんのおなかの中にいるときは無菌状態といわれます。
産道や、生まれた後に母乳や食べ物などから細菌を取り込むことで、腸内細菌が定着していきます。
定着した腸内細菌はずっと同じというわけでなく、食べ物や抗生剤の使用などによっても変化します。
腸内細菌は、人が食べた食物を分解・吸収しますが、その際に発生する熱は人の体温維持に貢献しています。
中には酵素やビタミン類を作り出す腸内細菌もあり、これによって人は、食べ物に含まれる以上の栄養素を吸収しているといえます。
どんな腸内細菌が定着しているかは、日常の食べ物や住む場所などで異なり、民族性や地域性が見られます。
日本人は、海藻類から栄養素を引き出すような腸内細菌を持っていますが、欧米人は持っていません。
同じ民族でも住む場所、とりわけ食の環境が変わると、それに合わせて腸内細菌の種類も変化します。
また、肥満の人と痩せている人でも腸内細菌の種類や数が違うことが報告されています。
太ったネズミの腸内細菌を移植された痩せたネズミが太り始めたり、痩せたネズミの腸内細菌で太ったネズミが痩せ始めたりすることが実験で確認されています。
ただ、腸内細菌が本当に肥満や痩せの原因かどうかはまだ分かっていません。
人間での実験は難しいですが、潰瘍(かいよう)性大腸炎などの病気で、健康的な人から取り出した腸内細菌を移植するという治療が臨床研究として始まっています。
家畜に抗生剤を与え続けると通常より早く大きく育つことが知られています。
現在、多くの畜産の現場で餌に抗生剤を混ぜて与えています。
これは抗生剤投与により腸内細菌のバランスが変化し、より多くの栄養が吸収されるようになることが大きな要因と考えられています。
人間の体重を増やすために抗生剤を使用することはありませんが、人間にも抗生剤をたくさん使うことで肥満をもたらすこがあるようです。
とすると、抗生剤をなるべく使わないことで肥満が予防できるようになるかもしれません。
ただ、現状では抗生剤は必要があって処方されているので「肥満が心配だから飲むのをやめる」なんてことはしないでくださいね。
(北原ライフサポートクリニック内科医 下島和弥先生)
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薬学博士 渡辺武著『漢方が救う人体危機』より
p68成長ホルモンで太らされた動物肉を食べている現代の子どもたち
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