うさぎとかえるの里

鳥獣戯画をこよなく愛する自分の日本文化や日常に関する想いをつづります。

桂離宮。

2014-06-14 22:03:33 | 旅行・参拝
昨年12月の参観以来、半年ぶり2回目の桂離宮。
時間は前回と同じ15時30分からの回です。
真冬と違って日が長いので今回は暗くなる心配もありません(^_^;)

前回は冬枯れで広々とした桂離宮、今回は一体どういう表情を見せてくれるのかも楽しみのひとつでした。



スタートは御幸門。
周りの緑がとにかくみずみずしいです。



外腰掛から見る蘇鉄。
冬はしっかり冬囲いをされていました。



ちなみにこれによって、目の前に広がる池やお庭の風景を隠す目隠しになっています。
小路を抜けて、広々と広がる池や洲浜の風景の印象をより強くする工夫がこらされています。



細い石の橋を渡って、松琴亭。



市松柄の襖とも半年ぶりにこんにちは。



ようやく広々とした景色が広がりました。

細い石畳をたどって…



次は賞花亭。



花をめでる、の通り、花のある風景を見ることができます。
苑内で一番高い位置にあるため、眺めは最高です。



同じ島にある園林堂は、持仏堂。
今は中はからっぽです。
ちなみに扁額は後水尾上皇の宸筆。



池の向こうに笑意軒。
字が笑っているみたいに愉快な筆跡。



窓からは田園風景を眺められたり、襖の引き手に遊び心があったり、
見所満載。



書院の一部、古書院から突き出た月見台。



お庭も見渡せて、風流な月見を想像させてくれます。

月波楼。扁額は外の裏側にかかっています。

緑が深い情景に、冬に来たときよりもずっとかつての別荘での優雅な庭遊びを連想させてくれました。
それも幕府の禁中並公家諸法度の反動なのでしょうが…。

草木の深い緑と所々に残ったサツキの赤がきれいでした。

違う時期に来るのも必要ですねぇ。
コメント
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