Peninshula(ペニンシュラ)は半島という意味だ。その名のごとく九龍半島の突端に位置し道路一本を挟んで海だ。
一階は二階までの吹き抜けであり、長い回廊が囲み二階の位置を示している。玄関入って右の奥の角にBalconyが在り窮屈そうにpf,Vc,Vnがほとんど常時演奏している。今年に限っては改装中。
あまり上手ではないが、二階から音が降りてくるというのは気分がいい。フロントが近くにあって舞い上がった日本人が嬌声を上げていることがよくある。たいていブスで、家出してきたような荷物をゴロゴロ引いている。旅行は手ぶらでないとできないのに。
チンピラが来たらけんかに勝っても家出荷物は取られる。気が合う人と友達になったときも、じつにこのゴロゴロ家出荷物は邪魔くさい。ホテルに預けたら5分で中身をあらされる。掃除婦もグルだ。
ペニンシュラではこんなことは無い。そのための宿泊費だ。が、2,3流ではコソ泥従業員ばかりだ。
僕は二階に上がりそのバルコニーに行き、ちょっと交代してくれないか頼んだことがある。バイオリンの人は張り切っていたのでチェロと代われといった。出来るはずない。チェロは小型弦楽器に較べ弾くのに疲れる。だから休みたかったのだろう。
結局、Vnを弾くことになった。まあだいたい弾けたが、1階の客は誰も聞いてなかった。ペニンシュラバンドは意外にもレベルが高く基本をしっかり叩き込まれた王道を行く演奏だった。ホテルのバルコニーで弾かせて終わるには惜しいかなと思った。
とにかく客は聞いてない。かわいそうだった。僕がバイオリンを戻すとき香港人は微笑んだ。微笑みの意味をしばらく考えたが、こう思っている。「あまり意味もなく笑ったのだな。」
Afternoon Tea Silverware
The price is 10 times of Starbucks, but there is value more than 10 times.(銀食器での午後の紅茶。スタバの10倍の価格だ。が、10倍以上の価値がある。)
Sweet roomを見せてもらった。PhotoはNG. 80万ぐらいだがこれにはカラクリがあり、長期逗留者には様々の割引があるのであまり高くない。良い価格だ。80万/dayと宣言することで雑民を排除したいのだ。連泊する豊かな客には値引きをすることで、ホントはがめつい富裕層も満足だ。
常連は1/10に値切る。なかなかのつわものだ。すると福岡の郊外のくされたモーテルに行くよりいいだろ。ただしアホヅラは追い出される。インド人の図体の大きなGuardが追い出す。理由は特に無い。貧相な風体と貧乏臭いその人相がペニンシュラを汚すのだ。低能が克服すべき最大の課題だ。
タイタニックが沈むとき1等船客が優先して救命ボートに乗り、半数程度乗っただけで本船を離れた。3等4等客は、沈む船室の外から鍵をかけられた。
当たり前だ。一等は当時のカネで500ドル、一方雑民は4ドル。当然、船会社は一航海で2500万円(現在に換算)払った客を優先する。
雑民が、周囲のいかにまともな神経を蝕むかは、日本の100キンにいけば分かる。
長くなったのでStar Ferryは、次回。