Byke touringに行くときは、味はともかくJoyfulで食事をする。大勢で行くときは特にそうだ。Joyful(FamilyRestaurant)の窓は低くたいてい平屋建てなのでBYKEを見ながら食事ができる。
自分のバイクにうっとりしたいナルシストだからではなく、盗難防止である。見ていないとバイクは5分で消える。警察は捜査しない。女かモヤシでない限りチューボーは必ずバイク盗である。
イモビとかはやるが、一番簡単な暗号でありコンピューター少年なら誰でも解ける。チェーンロックもsecurityは同程度。
だからJoyfulの窓から監視するしかない。これは今のところ最高に優れたセキュリティーだ。150万のバイクを盗られても盗られるほうが悪いと言い切る福岡県警には、被害者が仕返しするのを止める権限はない。
一人で行くときはスーパーの玄関に停める。人目が多い。僕の背中に鉄パイプがあるので半殺しにできる。せめて頭をたたかないのは武士の情けだ。そしてこれを食う(上の画像)。お店の1/3の価格だ。
相手が多い時はそのままバイクにサヨナラする。負けるケンカをしないことが勝ち続ける鉄則だ。
それでもバイクは一人のほうがいい。群れない喜びのために乗ったから。夜中の自販なんかは怖い。不良中国人の天下だ。しかももう先制攻撃をしても勝たないと思う。年をとった。
それでもバイクは一人のほうがいい。
蛍の光
「光あるうちに光の中を歩め」聖書は言う。数少ない同意点だ。その時できることをやれ、か。それ以外の人格向上のための基礎教養を高める行為はちゃんとやった上でのことだが。
光が消えかかり人生を生き急ぐのは見苦しい。何もしないで静かに土に帰る退職公務員よりはましか。
消えた中学校
すこし福岡県に入ったところに辺春という集落がある。国道3号線が通ったばっかりにさびれた村だ。排気と粉塵で建物は灰色に汚れ人影はない。善き山村であったろうに。都会にとってよいものも、検証なしに村にもってきたら害毒となる。
道路とはぼんやり考えると都会が近づく魔法のルートのようだが、実際は田舎の労働力を都会に運ぶ吸い上げポンプにほかならずそれを田舎はほしがった。奴隷は鞭をほしがった。
お茶とタケノコでは食っていけない。そんな産物がありながらも、ブランド化に成功した地方だけをうらやんでみたところで、生産、流通、販売の各プロセスを学習しようという意欲がなければみんな村を捨てる。
ここには安倍の矢は一本も来なかった。
消えた小中学校
小学校が地図に見えるだけで何校あるか。中学校はどうか。すべて各一校になった。
本来穏やかなところだ。僕は近くに生まれ20年過ごした。が、道を聞くとみんな鋭い目線を返した。土地ブローカと思われたか。いやいや、こんなに高貴で相手を溶かすようなまなざしをした人が商売に来ているはずはない。僕は弁天さんに行きたかっただけなのに。
鉄筋3階建ての大きな廃校中学がある。廃校にするならなぜ鉄筋に建て替えた。元運動場は竹置き場になっていた。すさまじい人口減のためやむなく統廃合したとウソをつく。
開校当時の明治時代、人口は今より少なかった。単に経済効率を求めただけの廃校を、人口減というウソの理由をついて地元ボスにカネをばらまき合意させた。
これは次回。弁天さんも次回。