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タバコの葉は、座布団のように広い。葉巻とはよく言ったものだ。畝と畝の間をキリンのような作業車が移動していた。屋根はついていたがなんという重労働だ。人はこうまでしてタバコを吸いたいのだな。
小学生のころ、あまり行くのを許されなかった座敷や縁側のあたりに行くと、何とも甘い香りがした。僕は、家が古かったので腐敗が進み家全体から匂っていると思った。子供にとっては侵入を拒んでいる匂いだった。
その製造前の姿がこれか。花、たばこの花が咲いていた。毒だ。毒であり麻薬であり強度の中毒性がある。(4回で中毒)それはモルヒネよりも覚せい剤よりも強い効果を持つことがある。だが極めて有効な薬効もある。
痛しかゆしだが、国民を中毒にしておいて日露戦争の戦費を稼いだのだから当時から日本の官僚は優秀だ。いやなら吸うなというわけか。兵は自分の金で軍服を買い戦死したことになる。
しかし、他の物質と簡単に化合したりするので思わぬ効果が期待されている。ニコチン自体は1600年ごろの発見だが、このごろは多動症、注意欠陥、それからなんと統合失調に薬効が期待されている。
JTが煙草を売って儲かろうとしていたころには、盛んにニコチンの殺菌作用について宣伝した。しかしそれは国鉄労働組合のやり方であり持続的発展性がない。JTはタバコ屋ではない。自社菜園での多種にわたる100年の植物研究こそが膨大な資産となっている。
ビタミン剤もB系はニコチン由来のものであるし、パイロットの眠気覚ましに与えられる錠剤もある。
馬鹿に付ける薬はない。僕は何度この言葉を自分に言い聞かせてきただろう。バカなんだからあきらめよう、かかわるまい、花を持たせて置こうじゃないか、ここで損をしてやろう、どうせわかってくれまいが、… そうだな、分かったらバカじゃないな。あるいは分かるのは分かるが一瞬の事であり5分したら忘れる鶏のような気違いもいるさ。
これらの気違いにつける薬がほぼ実用化されている。これは革命だ。
日韓交渉は必要ない。韓国人に無料配布しよう。日韓合意を反故にするとは言いださなくなるしこれまでの支離滅裂も反省するだろう。
わが外務省もたいしたことはない。外務省は条約交渉の経験はほとんどなく能力も意欲もない。上層はガンガン昇進し天下りする。腰を据えてかかわる人に対する評価は、低い。能力や学歴のない3流だとされる。
教養のある通訳が不足している。条約にかかわる膨大な付帯、附則、合意、約定…、およびその施行令、施行規則、指示、通達、それぞれの当該国が示した対案、大枠のA案B案すら課長が書く。この人たちが退職したら日本は韓国の官僚に法律をかいてもらうようになる。
お分かりのように、このニコチンスーパーメディスンは外務省も飲むべきだ。意地張らずにJTから試供品でも貰えよ。