平成22年11月30日(火)、防火保安協会の日帰り防災研修会で、福井石油備蓄株式会社を視察してきました。
石油の供給が不安定となっても国民生活や経済に混乱が生じないように全国10か所に国が設置した備蓄基地の一つです。
施設の運転、管理、整備、修繕などの事業は、福井石油備蓄株式会社に委託されているようです。
巨大な原油タンクが30基並んでいます。貯油容量は約340万KL、想像を絶する量ですが、わずか5.5日分らしいです。
原油タンクは直径82.5m、高さ24mで、泡消火設備やタンクを風圧から守るウインドガーダ―なと゜が装備されています。
行政区域が「坂井市」と「福井市」にまたがっていました。
沖合190mに設置されている「一点係留ブイ」が見えます。原油船から海底配管に接続して石油の受け払いをするためのシステムです。
もちろん、大型化学消防自動車が2台、泡原液の搬送車も配備されています。(2点セットといいます。)
しかし、この施設はテロ攻撃に警戒が必要ですね…
日本の場合、多くの物資を輸入に頼らざるを得ませんので、このような石油備蓄基地も必要なのでしょうね…
ともかく、すごい施設でした。