人を動かす 新装版 | |
デール カーネギー,Dale Carnegie,山口 博 | |
創元社 |
最近、本屋さんに行くと、「人を動かす」というキーワードで書籍が並んでいます。そのうちの一冊、D・カーネギ―の「人を動かす」が目に留まりました。
私は、33歳のとき、昭和60年2月10日第2版第14刷発行のこの本を買いました。今から26年前です。当時は、購入日を記録する癖があり、昭和60年2月28日となっています。価格は980円で、装丁はまったく違いますが、今は現状に合わせた改訂が行われていると思います。
ちょうど、その頃は、消防署本署の第2分隊長として現場活動をしていた頃です。この年の4月から初めて隔日の24時間勤務を外れ、消防本部の予防課に異動しましたので、どこでカーネギーを知ったのかは忘れましたが、人間関係を構築したり、組織の中で生きるために読んだようです。(記憶なし・・・)
確かに読んだはずですが、本の内容は、なかなか記憶が戻りません。初めて読む感じで、大変新鮮な気持ちで読みました。
人を動かす3原則
・ 盗人にも五分の理を認める…人は自分を正当化する。⇒批判も非難もせずに相手を理解すること。
・ 重要感を持たせる…自己欲を活かす。⇒率直で誠実な評価を与えること。
・ 人の立場に身を置く…人はイチゴミルクが好きでも、魚はミミズが好きだから、好きなイチゴミルクで魚は釣れない。⇒自己の欲求を起こさせる。
ここまで読むと、26年前に読んだことが、少しづつ思い出してきました。一体、脳みそのどの引き出しに入っていたのか?
以下、この本は、「人に好かれる6原則」、「人を説得する12原則」、「人を変える9原則」、そして「幸福な家庭をつくる7原則」で構成されています。
我が家の古い本棚からは、もう一冊、カーネギーの「話し方入門」も出てきました。この本も創元社が発行しています。昭和59年1月20日第1版第1刷発行で、昭和60年2月1日第1版第7刷発行のものです。
推察すると、今回の「P・F・ドラッカー」ブームのように、当時は「D・カーネギー」ブームだったのかも…