加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

山裾の小住宅(仮称) 基礎工事②

2008-12-13 | 現場日誌

今日も温かく良い日でした。 皆さんいかがお過ごしでしたか?
今日は正月始めの日で、お正月を迎える準備などを始める日だそうです。
昔は今日からお正月の準備のための門松や、雑煮を炊くための薪などの木を、山に拾いに
行ったそうです。
現代では正月始めは25日を過ぎてから本格的になるといった感じですかね?

081213_1現在、現場では基礎の配筋工事を行っています。
地盤調査の結果から検討して、地盤の安全性は
確保されていますが、低いとは言え、埋め立てが
行われていますので、全く不安がない状態では
ありません。(-_-)
しかし、地盤改良を必ずしなければいけない状況
でもありません。もちろん改良をすればベストです
が、コストの大幅アップになってしまいますし、平屋
の小住宅にはコストパフォーマンスも良くありません。
お施主様や地盤調査会社との検討や相談の結果、基礎を強固にすることで、若干の地盤
変動にも安定性を保てるような基礎構造で、対応することになりました。

主な強化策としては、ベース(底盤)の配筋を太い鉄筋にすると共に本数を増加、
またダブル(二段)配筋化しています。それに伴い、底盤のコンクリート厚さもアップします。
そんな配筋は見た目にもすごく重厚感があり、平屋建ての建物が建つとは思えないほど
です。(@_@) 現場に遊びに?来る人々も口々に「すごい基礎だねぇ。」と言います。

081213_2当社では基礎屋さんと違い、たくさんの基礎工事を
こなしていませんので、便利な加工のための機械が
買えません。(T_T)
鉄筋の切断は油圧式カッターで切断していますが、
曲げは人力で加工しています。(-_-)
私自身も、こんな風に「よっこいしょ!」と鉄筋の曲
げ加工をやっています。p(^_^)q
基礎屋さんに見られたら笑われちゃいますね。(^^;) 
使っている道具は、ベンダーという道具で、人力で
鉄筋を曲げたり、切ったりすることができます。
一般的に使われるのは、約10mmと13mmの鉄筋ですが、今回の大半を占める13mmの
鉄筋は1本あたり5.5mと長いうえに、5.5kgと重いため加工作業は、なかなかの重労働
です。(>_<)  
おかげさまで夜は遅型の私ですが、ここ数日は非常に早寝で、朝までぐっすり寝ています(^_^;)

081213_3左の写真は配筋作業の模様です。
鉄筋と鉄筋を設計寸法通りに、鉄筋結束線という細
い針金をハッカーという工具を使って、結んで配置し
ていきます。 結ぶと言っても、配置された鉄筋が、
動かないように仮固定するだけで、結ぶことによって
強度を出すわけではありません。
当社では配筋のルールを、鉄筋コンクリートの建物
などで決まっている基準などを参考にしながら、配筋
作業を行っています。
以前頼んでいた基礎屋さんは年輩のメンバーでしたが、言わなくても私達の思うようにしっかり
やっていてくれていましたので、常識と思っていたのですが、住宅の基礎ではそこまで考えなく
ても良い項目も多いようで、ある基礎屋さんが施工している現場を見に行き指示た際に、基礎
屋さんが「検査物件も多くやっていますが、いつもそこまで指示された事はありませんよ。」とか、
保証の検査機関の検査員さんなどに質問したら、「住宅の基礎ではそこまでは規制していません
ので、そうしていなくても特には問題ありませんよ。」 と言われたりしました。
鉄筋コンクリートの建物も、住宅の配筋も基本は同じと思っていたので、少しカルチャーショック?
を感じましたねぇ。(-_-;)
まぁこれからも良い物を造るために、うちはうちのやり方で行きますけどね。(^o^)

配筋作業もあとひといきです。 追い込み作業を、張り切って行きますよぉ~っ p(^O^)q

加瀬工務店 T.K

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