今日は暖かい日でしたが、風が強く不快な思いもした人も多かったでしょう。
おかげさまで、山裾の小住宅は上棟を迎えました。 三方を山に囲まれているこの家は、
大風の影響も小さく済み、順調な上棟作業が進められました。
今回は躯体をプレカット加工で行いました。
当社のプレカットは、「マイスタープレカット工法」
と呼んでいる独特ののプレカット工法で、一般的
に行われているプレカットを、先人の知恵や工夫
などを参考にして当社独自のノウハウから生まれ
たオリジナルの物です。(^_^)v
この工法を開発する前は、プレカット工法は高精
度な加工ではありますが、高強度ではないと考え
ていたため、採用していませんでした。(-_-)
しかし、この低建築コスト時代に大半の業者が、低コストで加工できるプレカット工法を
導入していますので、手加工だけではコストダウンに対応できないため、プレカット加工
の検討をしました。 しかし一般的なプレカット加工では、こだわりのある私達には簡単
には採用する気になりませんでした。(-_-;)
そこでプレカットの欠点を改良するために、当社の考えを元に様々な改良をして、伝統
的な手加工の技術と機械加工の高精度などを融合した、独自のプレカット加工方式を
開発いたしました。
建方は少人数でしたが、小規模住宅のため午前中には棟が上がり、午後からは金物
を入れたり、垂木や野地板を張り、日没頃に本日の作業終了です。
施主様、上棟おめでとうございます。m(_ _)m
さてここからは余談です。
本日手伝ってもらったクレーン車、実は本日が20
年間過ごしてきた現役生活最後の作業でした。
本当は昨日だったらしいのですが、当社でお願い
して今日の作業をお願いしました。
一言に20年と言いますが、この車が活動開始し
たのが、昭和63年の年末。生まれた子供が成人
式を迎えてしまうと言う長い月日を働いてきました。
僕もこの業界に入ってからの12年間、お付き合い
させていただきました。 最後の作業を共に出来ることを光栄に思います。
作業終了後にはお酒をボディにかけて労をねぎらいました。
クレーン君、長い間お疲れ様でした。 ゆっくりお休み下さい。 m(_ _)m
年内の仕事もあと4日。日曜日も休まず出来るところまで作業を進める予定です。
加瀬工務店 T.K