写真は基礎の型枠を外した状態です。
完成寸法は、ベース厚200mm・立ち上がり
幅150mm・立ち上がり高さGL+410mmと
いう仕様です。
ベース厚が+50mmになった以外は当社の
標準寸法です。
当社では様々な理由から、基礎はあまり高
すぎない方が、よいと考えていますので、床
下点検が普通にできる高さで設計ています。
今回は、以前お話ししたとおり地盤が万全ではないこともあって、特殊な高強度を実現で
きる基礎の施工法を採用しています。
特殊な工法とは、基礎とベースのコンクリートを通常は分割して打つところを、1回で打ち
込んでしまう 基礎一体打ち工法です。
南房総地域でもほとんど施工実績がないと思われ、全国的に見てもごくわずかな施工量
しか行われていない、先進の基礎工法です。土台の据え付けも終わり、明日の上棟の
準備は完了です。
土台には米ヒバ材を採用しています。
米ヒバは非常に耐久性の高い木材で、シロ
アリの食害などに対してはとても効果的です。
桧の土台が良いと言われていますが、良質
な物でない場合シロアリや腐朽菌に対しては
耐久性が落ちる場合があります。
また、最近多くの建物で採用される、耐久性
の低い安価な材料に、シロアリや腐朽菌に対して硬化のある薬剤を注入した
土台は、当社では採用していません。
自らが耐久性が低いのに、薬剤で対策をしても、長い目で見た場合、私達は信用できない
と考えているからです。
床下の換気方式は、建坪が小さめと言うことで、基礎パッキン工法を採用しました。
業界全体の流れは、基礎パッキン工法ですが、当社独自の考えから、換気方法も独自の
考えを持った方式を採用しています。
基礎や土台だけすこし話しをしただけでも、独自のこだわりを持って建築を行っています。
興味がある方は御気軽にご相談下さい。
明日は晴れで気温も上がりそうですので、上棟も順調に進めることが出来そうです。
それでは今日はこの辺で。 メリークリスマス。
加瀬工務店 T.K