加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

大トロよりも赤身で

2010-11-20 | 現場日誌

今日は雨は降らないって言ったのに・・・。
午前中と夕方のに一時的ではありますが雨に降られてしまいましたね。(>_<)

現場では屋根工事を終えました。
20101120当社では様々な素人の方にはわかりにくいけど、よりよい家づくりのために良いことを行っています。
写真1枚目は垂木を取り付けた模様なんですが、違いがわかりますか?
たぶんわからないでしょうね。わからなくて当然だと思います。
通常垂木というのは既製品の4m材を使いますので、継手ができます。
しかし私たちは特注品で継手ができにくくします。
今回は5mと6m材を使いました。
継手がないことで強くすることができます。
もちろん既製品よりも割高ですが。(^_^;)
今回は瓦ですのでなおさら効果ありですね。
写真2枚目は野地板貼りの様子です。
最近では合板を貼ることが多くなった野地。しかし、屋根材の釘からは少しとは言え水が入りますし、屋根裏は蒸れますので合板には決して良いとは言えない環境。
構造面では高い強度を期待できますが、長い目で見た場合はどうなのか。(-_-;)
私たちは杉の野地板を選択しています。
一般的に野地板というのは柱や桁を取ってしまった丸太のあまり部分を使って造るため白太(栄養分の多い耐久性の低い部分)が多いものが大半です。
そこでなるべく赤身(木の活動が休止した部分で栄養分が少ないので耐久性が高い)の多いものを特注して耐久性をあげています。
写真3枚目は瓦を引っかけるための瓦桟。
こちらも見ての通り赤身の多い材料です。 しかも当社は祖父の代から少し大きさの大きいものを選択。
ご近所の現場でも瓦桟を施工していましたが当然白い瓦桟。(>_<)
瓦は隙間が結構あるので、量は多くはないですが大雨や台風になると瓦の下に水が入ってしまいます。 逆に隙間があるから水が入りにくいという面も持っていますので、雨漏りの原因は隙間だろうと言って隙間を埋めないでくださいね。
入った水は晴れればその隙間から蒸発するので問題はないのですが、蒸れも手伝って厳しい環境にさらされる瓦桟。
こんな見えにくいところにもしっかりした取り組みをしています。

木は刺身や寿司と違い大トロ(白太)よりも赤身の方が良いんですよ。(^_-)

ちなみに私は大トロは脂っぽ過ぎてあまり好きではありません。炙ればいけますが。
(^_^)
トロくらいで十分です。(^_^;)

P.S
今朝友人から「チェーンソーある?」と電話がありました。
「椎茸でもやるんかい?」と聞いたら「よくわかったなぁ。」と友人。
私が「素人がチェーンソーを使うなんて、庭の木を切るか椎茸を栽培するために木を細切れにするくらいしかないでしょ。」と言うと、笑っていました。
自分で作った椎茸を酒の肴に。 酒が旨いんでしょうなぁ。(^O^)
 
 
 
素人さんがわからないところにこそ、プロのきちんとした仕事を。

南房総 加瀬工務店

T.K
http://www.kasekoumuten.com
 

コメント
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