チューリッヒ中央駅に飾られた、スワロフスキー製の巨大なクリスタル・クリスマスツリーです。
このクリスマスツリーを囲んで、駅構内にクリスマスマーケットの店が連なり、室内のクリスマスマーケットとしては欧州最大なのだとか。
今回のチューリッヒは仕事での短期STAYだった関係(おまけに天気も大雨)でどこにも行けませんでしたが、中央駅近くのホテルだったので、チューリッヒ中央駅のクリスマスマーケットでしばし足を止め、雰囲気を楽しむことができました。
メンリッヒェンの展望台です。
写真左端の南側に見えるのはユングフラウです。
東にはグリンデルワルト、西にはインターラーケン、シルトホルン等、360度の雄大なパノラマが広がっています。
絶景ポイントで有名なメンリッヒェンですが、冬にはスキー場としても賑わうそうです。
欧州最長とも言われる、メンリッヒェンのゴンドラリフトです。
グリンデルワルトから列車で約5分のグリント駅から、メンリッヒェンまでは30分程です。
ゴンドラリフトを降りると、すぐメンリッヒェンの展望台があり、そこから少し坂を下ってリフトをくぐったところから、ハイキングコースがスタートしています。
週末旅で自分が訪れた日は素晴らしい快晴でしたが、ゴンドラリフトで一緒だったオランダ人夫婦は、数日前から滞在していたものの前日まで天候不良で、初めにリフトを使って訪れた時には霧で何も見えなかったと言っていました。
山の天候は変わりやすく、お天気に恵まれるかは運次第の為、ゆとりをもって長めの滞在がベターなのでしょうが、限られた時間しか無い場合は、インターネットを使って天気予報と相談しながら日程調整というのも、1つの方法かもしれません。
(自分も週末ショートトリップの場合等、天気予報とよく相談しています。笑)
アルペンハイキングをしている時に見かけた牛達です。
チーズをはじめとする乳製品等、牛達からの恵みであるアルプスの良質なミルクは世界的に有名で、欧州でもトップブランドになっています。
澄み切った空気と青い空、美しい山々を背景に草をはむを牛達を見ていると、子供の頃TVでみた(再放送ですが)、「アルプスの少女ハイジ」の世界を思い出します。
(ハイジの村はリヒテンシュタイン寄りのマイエンフェルト近郊ですが)
物語の中で、フランクフルトの町に馴染めず、アルプスの山がみたいと教会(フランクフルトのハウプトヴァッヘに実在するカタリーナ教会)に登ったエピソードがありましたが、アルプスの絶景を眺めていると、その気持ちが少し分かるような気がします。
メンリッヒェンからクライネ・シャイデックまでのアルペンハイキング中の1枚です。
小さな子供連れでハイキングをしているヨーロッパの人達もよく見かけますが、小さな子供は途中で疲れてしまって、お父さんの肩の上へ。
写真では崖道のように見えますが、実は普通に人や自転車がすれ違える程度に、ちゃんと道幅があります。
(柵はないので、ふざけたりするとちょっと危ないですが)
アイガーの正面にはパラグライディングをしている人がいます。
モンブランでも多く見かけましたが、ゴンドラリフトや鉄道等を使って上までのぼり、アルプスの絶景を眺めながらパラグライダーで麓まで降りていく人達がいます。
きっと鳥になったような気分だろうなと、羨ましく眺めていますが、基本的にビビリなので、まだスカイスポーツの経験はありません。(苦笑)
左からアイガー、メンヒ、ユングフラウのオーバーラント三山です。
メンリッヒェンからクライネ・シャイデックまでのハイキングコースは、比較的ゆるやかな下り坂が続く1時間半程のショートコースで、アルペンハイキング初心者でも気軽にダイナミックなオーバーラント三山の絶景を堪能できます。
メンリッヒェンヘは、グリンデルワルトから列車で約5分のグリント駅まで行き、そこから欧州最長とも言われるゴンドラリフトで約30分程です。
インターラーケン・オスト駅から東周りとなるグリンデルワルトと、西回りとなるラウターブルンネンからの鉄道が合流する、クライネ・シャイデック駅です。
(どちらもインターラーケン・オストから1時間~1時間15分程)
「小さな峠」の名を持つこの駅から電車で50分強程山道を登ると、ユングフラウ鉄道の終点となるユングフラウヨッホ駅へと到着します。
メンヒ(左)とユングフラウ(右)の谷間の間に位置しているのが、標高3454メートルのヨーロッパで最も標高が高い鉄道駅としても有名なユングフラウヨッホです。
全長7km超のトンネルを抜けてユングフラウヨッホへと通じる鉄道が作られたのが、今から約100年前。
日本で汽車が走り始めた明治初期に作られたものだと考えると大変驚かされます。
ユングフラウから南へと続くアレッチ氷河は、ユネスコの世界遺産にも登録されており、ユングフラウヨッホから眺めることが出来ます。
クライネ・シャイデック近くから眺めた、アイガー(Eiger)です。
標高3,975 mの切り立った山肌を持つこの山は、グランドジョラス、マッターホルンと並び、欧州3大北壁に数えられています。
沢山の命を飲み込み、数々の歴史が刻まれたこの名峰の北壁は、アルピニストの聖地の1つとして有名です。
ただのツーリストである素人の自分にとっては、命がけの登山へのチャレンジなど到底できませんが(昔チベットを旅した際、標高約5000メートルで高山病にやられて以来、基本的に標高の高い所は苦手です。汗)、ハイキングをしながら名峰の眺めるというのも、本当に至福のひと時です。
マッターホルンはツェルマット(スイス)から、グランドジョラス(&モンブラン)はシャモニ(フランス)からの日帰りハイキングで眺めることができましたが、3大北壁の最後の1つも、インターラーケンからの日帰りハイキング(メンリッヒェン~クライネシャイデック間)で眺めることができました。
マッターホルンの時もそうでしたが、このオーバーラント三山のハイキングも天候に恵まれ、心が洗われる程の感銘を受けました。
絶景を眺める夏のアルペンハイキングは、「しんどい登山はちょっと、、、」という人にも、普段履きのスニーカーで気軽に行えるので(ペットボトルの水ぐらいはあった方が良いですが、日帰りなら専門装備は基本的に不要です)、ぜひ機会があればチャレンジして欲しいと思います。