拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

Alte Operに行ってきました

2010-01-31 | 音楽&MOVIE

フランクフルトに戻ってきてすぐですが、知人にチケットを戴き、金曜日夜にフランクフルト放送交響楽団の演奏を聴きにオペラ座に行ってきました。



今回の1曲目は世界的なバリトン歌手として高い評価を受けている、マティアス・ゲルネ(Matthias GOERNE)が歌うショスタコーヴィチ(Schostakowitsch)の「ミケランジェロの詩による組曲」。

ゲルネの演奏は初めて聞いたのですが、さすがと思わせる深く艶のある歌声と、完璧にコントロールされた高度な技術はまさにブラボーの一声でした。



2曲目は1曲目と同じノセダ(GIANANDREA NOSEDA)の指揮による、ベートーヴェン(Beethoven)の交響曲第七番。


昔から馴染みのある曲なのですが、第一楽章を聞いた瞬間、「のだめカンタービレ」(主題歌)のテレビドラマのシーンが思わず頭に浮かんでしまい、「ああオレって、、、」とちょっぴりへこみました。
(※音大出身で管楽器奏者としてオーケストラで育ったはずなのに、今やTVドラマ好きのOL並の感性です。笑)




今週末も雪が降り続き、同日も雪の降る中の演奏会だったのですが、ちょっと風邪気味だった体調が、演奏後はすっかり元気になっていました。


音楽の癒しの力なのかわかりませんが、良質な生の音楽の中にいると、体の中の悪いものが抜けて体が軽くなる感覚があります。

特にオーケストラの演奏はその傾向が強いように感じられます。


生演奏はCDではけっして味わえない、最高の「空気感」と「におい」が味わえるので大好きなのですが、娯楽が増えCDが売れなくなった今の時代に、生演奏の観客動員は一時期よりも上昇傾向にあるというニュースを先日耳にし、なんだかわかるような気がしています。


先程の「のだめカンタービレ」の話ではありませんが、ぜひヨーロッパのオーケストラの生演奏にも機会があったら1度足を運んでもらいたいと思います。

潮が満ちはじめた厳島神社(広島/日本)

2010-01-26 | 旅メモ&旅フォト(日本)



干潮時の写真から1時間もせずに潮の流れが変わり、あっという間に大鳥居が海の中に沈んでしまいました。


海の中に立つ大鳥居を見ていると、昔TVドラマでみた、毛利元就が水軍を駆使して陶晴賢の軍を打ち破る、厳島の戦い(1555年)のシーンを思い出します。
(実は戦国時代等の歴史モノが結構好き。笑)



厳島神社は1996年にユネスコの世界遺産にも登録されています。

干潮時の厳島神社(広島/日本)

2010-01-25 | 旅メモ&旅フォト(日本)


日本三景の1つ、安芸の宮島こと厳島神社です。

昨年の地球一周旅で立ち寄った際の写真ですが、早朝だった為か干潮時で、初めて鳥居を歩いてくぐることができました。



厳島神社は6世紀に最初の社殿が壮健され、平清盛によって1168年頃に現在の形に造営されたと言われています。

満潮時には鳥居だけでなく、社殿も全て海の上に立ち、その美しく神々しい姿は、何度訪れても来てよかったという気持ちにさせてくれます。

あした晴れますように

2010-01-21 | 旅人のひとりごと



日本航空(JAL)が会社更生法を申請しました。

ドイツでも話題になっており、同社の経営がうまくいっていないことを報道で見聞きしていた我々日本人は、ついに来たかという感じでしたが、一方で周りのドイツ人はかなり驚いているようでした。

欧州でもギリシャの問題等でユーロ安が進み、円高も重なって、欧州内の日本企業でも明るい話題が減っています。


でも何かが減れば何かが増える、何かを失えば何かを得る、世の中はそんなバランスで成り立っているもの。

こんな時こそ逆に、明るい「何かを生み出すチャンス」なのだと、頭をやわらかくして発想を転換する時です。



人生良い時もあれば、悪いときもある。
良いことばかりは続かないし、その逆もそう。
元気で生きていれば、いつかきっと良い時がくる。


どんな時でも、今自分ができるベストを尽くして、1歩ずつ、ただ前に進んでいこうと思う、今日この頃です。




※写真:ジャマイカで見た夜明け



ブルーマウンテンコーヒー(ジャマイカ)

2010-01-20 | 世界の食



ジャマイカのコーヒーとして世界的な有名な銘柄、ブルーマウンテンコーヒーです。

シャンパンがシャンパーニュ地方のスパークリングワインのみをシャンパンと呼ぶのと同じように、ブルーマウンテンもブルーマウンテン地域の農家で作られたコーヒーのみを呼ぶのだとか。


18世紀前半にジャマイカにコーヒー豆が伝来して以来、他の中南米諸国と同等以上に世界的に有名なジャマイカのコーヒーですが、ただブルーマウンテンコーヒーと言ってもピンキリみたいで、そう呼ばれているもの全てが美味しい訳ではなさそうです。


ブルーマウンテン地域のコーヒー農園等へ出向くとまた違うのかもしれませんが、自分が滞在中に飲んだブルーマウンテンコーヒーは、コーヒー豆専門店のカフェのものを含めて残念ながら「おや???」と思うものでした。


エチオピアのように生豆をローストするところからはじめると、また違うのかもしれませんが。。。

ジャマイカ風チキンカレー(ジャマイカ)

2010-01-19 | 世界の食
中米・カリブ地域では珍しくスパイス料理が食べられる国ジャマイカですが、実はカレーもあります。

代表的なものには山羊肉のカレー「カリー・ゴート」がありますが、ジャークチキン等の鶏肉料理が多い国なので、最近では写真のようなチキンカレーがあちこちの食堂・レストラン等で食べることができます。


ジャマイカはかつて英国領だった為、公用語も英語(地元民はパトワ語を話します)で旅しやすい国ですが、その関係からなのか地元産のカレーパウダーなどが作られています。

カレーについては、イギリス風カレーがベースになった為か、ジャマイカのカレーは日本人の口に非常によくあいます


ただスパイス自体はそれ以前からあったようで、大航海時代にスペイン人がジャマイカでオールスパイスを発見し、それがヨーロッパにもたらされたという歴史があります。



写真のチキンカレーはドクターズ・ケーブ・ビーチ近くのジミー・バフェッツ・マルゲリータビル(各地に多数の店舗がありモンテゴベイ空港内にもありました)で食べたものですが、お値段は観光客プライス(トロピカルソーダ+チキンカレーで約20USD)なものの、かなり美味しかったです。

ジャークチキン(ジャマイカ)

2010-01-18 | 世界の食

ジャマイカでは、中米・カリブ地域では非常に珍しく、スパイシーな料理が多いのですが、その代表格とも言える、ジャークチキンです。

ジャークソースという複数のスパイスをブレンドした調味料に漬け込んでから、炭火で焼いた鶏料理で、豚肉版のジャークポークもあります。

ジャークシーズニングというブレンド済みの粉末調味料も売られていますが、店ごとにオリジナルのレシピがあるようで、何軒かで試してみましたがそれぞれ違った味でした。


写真のものは、Coral Garden, Main RdのHoliday Inn Hotelのすぐ斜め向かいにある、スコッチーズ(Scotchie`s)で食べた時のもので、地元の人や観光客が車やタクシーでわざわざ訪れる評判の店だけあって、自分が食べた中では、肉の焼き加減がうまく、ほどよい辛さ(最初やや甘辛ですが後で結構辛味がきます)で1番美味かったです。

自分は昼食時に行きましたが、地元客で一杯でした。


お値段の方も、1/4サイズのジャークチキン(結構ボリュームがあります)、ライス、オレンジソーダで360JAドル(約400円)程とお手ごろです。


ライスですが、ジャマイカではライス&ピースと呼ばれていて、見た目は赤飯ぽいですが、ココナッツミルクで炊き上げるみたいです。

コスタリカをはじめ、中米諸国で食べられるライスと殆ど同じです。


ジャマイカ料理は辛いのが苦手な人は別として、中米・カリブ地域の伝統料理の中では、比較的日本人の口にもあうと思います。





ドクターズ・ケーブ・ビーチ(モンテゴベイ/ジャマイカ)

2010-01-17 | 旅フォト(北米・カリブ)
モンテゴベイのダウンタウン寄りのホテルエリアにある、ドクターズ・ケーブ・ビーチです。

遠浅の青い海と白い砂浜が素晴らしく、公共ビーチですが、ジャマイカの中でも屈指の美しいビーチと言われるだけあって、訪れる価値ありです。(入場料5USD/09年12月時点)


今回の旅ではこのビーチへ歩いていけるところに宿をとりましたが、モンテゴベイ空港からもタクシーで10分程の距離です。


ビーチ内には更衣室やレストランもあり、ビーチパラソルやデッキも貸してくれるので、1日のんびりくつろぐことができます。