拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

クシャダスの夕日(クシャダス/トルコ)

2010-10-11 | 旅フォト(中東)


トルコのイズミル郊外のエーゲ海リゾート、クシャダスで見た水平線に沈む夕日です。

他のアイランドリゾート等と違い、海はそれほどキレイじゃありませんでしたが(汗)、いつ見ても雄大な水平線に沈む夕日は心にしみます。


ヒエラポリスの円形劇場(パムッカレ/トルコ)

2010-10-10 | 旅フォト(中東)

紀元前2世紀にパドリアヌス帝によってつくられた、ヒエラポリスの円形ローマ劇場です。


石灰棚の上のパムッカレ温泉から、徒歩で丘を少し登ったところにあります。


当時の収容人数は1万5千人と言われており、保存状態もよく、ヒエラポリスを代表する遺跡です。

パムッカレ温泉(パムッカレ/トルコ)

2010-10-09 | 旅フォト(中東)

ローマ時代の遺跡がゴロゴロと転がる世界でも珍しい温泉、パムッカレ温泉です。


持参した水着着用(+タオルも持ち込んだ方がよい)で入る温泉で、更衣室、シャワー、コインロッカー、軽食がとれるカフェ(フードコート?高めの料金設定)があります。

温泉施設なのでもちろん有料ですが、トルコリラのみで支払い可なものの、EuroやUSドル等との両替不可なので、事前に両替しておく必要があります。
(エーゲ海リゾート地域のようにEuro等で直接支払うことができません)


古代遺跡の温泉と聞くと、温泉好きの日本人は入らずにはいられませんが(自分も今回が2度目の入浴でした)、遺跡が転がるだけあって、藻があちこちに生えており、水質はあまりキレイじゃなく、また温度も少し低めなので、ぬるま湯の池か川みたいな感じです。(ちょっと言いすぎか?)


石灰棚のすぐ上に位置しており、肝心の石灰棚は水不足なのに、なぜかこの温泉は年中無休でいつもお湯が一杯です。



ユネスコ世界遺産の功罪???(パムッカレ/トルコ)

2010-10-08 | 旅フォト(中東)


一時の乱開発や観光客の激増による生活用水等の影響で、すっかり干上がってしまったパムッカレ。

入場範囲の制限等の措置をとっていますが、年々その水量は減ってしまっています。


ユネスコ世界遺産に登録されることは、観光資源としての価値を高めるだけでなく、その地域の経済にも非常に大きな影響を与えますが、一方でこのパムッカレのように本来のその遺産の価値を大きく下げるような事態になってしまうことも時折見かけます。


パムッカレの場合は、ユネスコの問題というよりは、世界遺産をとりまく地域側の問題なのかもしれませんが、我々ツーリストも考えさせられるものがあります。


生活用水向けに別水源を確保することや、旅行者向けの宿泊施設地域のさらなる変更等、何か対策がとれればよいのですが、国や地域の利権や財源等、なかなか難しい問題です。


パムッカレは隣接するヒエラポリスと併せて、中東・アジアを代表する素晴らしい複合遺産だけに、昔のような美しい景観を何とか取り戻して欲しいものです。

大劇場(エフェソス/トルコ)

2010-10-07 | 旅フォト(中東)


エフェソス(エフェス)遺跡の大劇場です。

直径154m、高さ38mの半円形の劇場で、22段の階段式の客席には2万4千人が収容可能と言われています。

保存状態が非常によく、現在も夏季にはコンサートなどに使われているそうです。


トラヤヌスの泉(エフェソス/トルコ)

2010-10-06 | 旅フォト(中東)


西暦102~104年頃に建立されたと言われる、トラヤヌスの泉です。

その名の通り皇帝トラヤヌスに捧げられたもので、当時は中央のため池に据えられた、皇帝の像の足元から水が流れていたのだとか。

現在は台座と足の一部のみが、当時のまま残っています。

セルシウス(ケルスス)図書館(エフェソス/トルコ)

2010-10-05 | 旅フォト(中東)


西暦117年に建築され、アレキサンドリア、ベルガモと並ぶかつての世界三大図書館の一つ、エフェソス(エフェス)のセルシウス(ケルスス)図書館です。


最盛期には12万冊の蔵書を誇っていたと言われていますが、大半は3世紀の火災で焼失し、現在のものは1970年代に修復された高さ11m、幅17mの図書館正面入口のファザードだけが建っています。


しかしそのファザードの石柱は見事な美しさで、古代世界七不思議の1つにも数えられたアルテミス神殿が消失してしまった今、かつて使徒パウロが伝道の為に滞在し、晩年の使徒ヨハネや聖母マリアが住んだと言われる、エペソの地(エフェソス/エフェス)を代表する遺跡となっています。

クレテス通り(エフェソス/トルコ)

2010-10-04 | 旅フォト(中東)

ヘラクレス門からセルシウス(ケルスス)図書館までのびる、ながらかな石畳のメインストリート、クレテス通りです。

現存するエフェソス(エフェス)遺跡で、最も美しい眺めと言われる場所で、2000年程前の遠いギリシャ人が暮らした時代を連想させる、そんな風景です。

パドリアヌス神殿(エフェソス/トルコ)

2010-10-03 | 旅フォト(中東)


エフェソス(トルコ語でエフェス/Efes)遺跡のパドリアヌス神殿です。


リュディア人によって築かれたエフェソスは、紀元前2世紀にローマ帝国の支配下に入り、最盛期にはかのエジプトの女王クレオパトラも滞在したと言われる遺跡です。

また現存していませんが、信仰の対象だったエフェソスのアルテミス神殿は、世界七不思議の1つにも数えられた程。


写真のパドリアヌス神殿は、2世紀のローマ皇帝パドリアヌスに捧げられたもので、規模こそ小さいですが、その装飾の美しさはエフェソスを代表する遺跡の1つとして有名で、当時の栄華を物語っています。


この夏自分も滞在した、イズミルに程近いエーゲ海ビーチリゾートの1つ、クシャダスから車で30分程の距離で、半日観光で簡単に訪れることができます。
(この際利用したローカルタクシーは、エフェスは片道30分の往復と遺跡訪問2時間待ちのトータル3時間で約50EUR。※エーゲ海リゾート地域ではユーロ通貨がそのまま利用可能な場所も多いです)

エフェソス遺跡(エフェソス/トルコ)

2010-10-02 | 旅フォト(中東)



ようやく写真を整理する時間が少しとれたので(汗)、この夏訪れたエフェソス(エフェス)遺跡の写真をアップロードします。



※写真:アレキサンドリア、ベルガモと並ぶかつての世界三大図書館の一つ、エフェソスのセルシウス(ケルスス)図書館