仕事場の近くにあるお茶屋さんに、ここのところ毎週通っています。
よく噛んで食べなさいと子供の頃教わった記憶がありますが、1人で昼食をとるとあっという間に食べ終わってしまうので、これまた毎週のように通っている行きつけのお店でアジのタタキを頂いた後、昼休みにそのお茶屋さんでお抹茶を頂いています。
時間帯や立地の影響があるのか、いつ行ってもガラガラで、お客は自分1人という事もしばしば。
きっと誰かに話せば、物好きだねって笑われるのかもしれませんが、でもそのお店で、美味しい抹茶と懐かしい素朴なお茶菓子を頂くと、ほっと気持ちが落ち着くんです。
自分1人が足しげく通った所で、何の足しにもならないのでしょうが、せっかく自分がそのお店の良さに気づいたのだから、大して力になれなくても、応援したいって思うんです。
プロミュージシャンとして挫折を味わい、1人でギターを抱え世界を旅して、お客が1人でも、誰も立ち止まってくれなくても、いつも心を込めて歌おうと思い10年、路上で引き語りをしてきたからなのでしょうか。
例えお客が入っていなくても、このお茶屋さんを応援したいと思う、そんな自分がいます。
※写真:いつも頂いている抹茶