1993年スティーヴン・スピルバーグ監督(ユダヤ系アメリカ人)の映画「シンドラーのリスト」で有名なオスカー・シンドラーのお墓です。
彼は1908年当時のオーストリア(現在のチェコ)生まれのドイツ人実業家で、第二次世界大戦中にナチス支配下のドイツ、ポーランドの強制収容所のユダヤ人約1200人を、ユダヤ人会計士のイツァーク・シュテルン(後にシンドラーのリストといわれる、彼の工場の労働者名簿をシンドラーと共に書き上げた人物)と共に全財産をなげうって救ったと言われています。
自身もナチス親衛隊に何度か連行されたものの、その度に将校を買収し危機を乗り切ったのだとか。
第二次世界大戦での敗戦後は、工場等を政府に接収された為、アルゼンチンに移住するも事業に失敗し1958年にドイツへ戻り、1974年ヒルデスハイム(ドイツ)で死去。
自分はスピルバーグの映画で彼の偉大な功績を知りましたが、今なお多くの人々が彼の墓を訪れ、敬意の石を墓石の上に置いていきます。