難航していたサッカーの次期日本代表監督ですが、アルベルト・ザッケローニ氏決定のニュースがインターネット上で賑わっています。
同氏のサッカーと言えば思い出すのが、元ドイツ代表の長身FWオリバー・ビアホフを中央で起用した、ウディネーゼ時代の3-4-3の超攻撃システムですが、FC東京の平山選手や、現在J2で得点王争いをしているハーフナー・マイク選手等、ターゲットマンタイプのFWはチャンス到来と小躍りしているかもしれません。(笑)
気になるのは南アW杯で活躍した本田選手がどのような起用をされるかですが、スピードタイプのサイドアタッカーでも190cm以上の長身でもない為、可能性としてACミラン時代のボバンのように、攻守の要としてボランチの役割を求められるかもと思っています。
CSKAモスクワでも、ボランチではなくより前線でのプレーを望んでいるといったニュースを目にしますが、代表でも同じような状況になる可能性があります。
今回のザッケローニ氏の契約は、基本2年+延長2年オプションの契約だそうですが、最近の日本人(特に日本のマスコミ)は飽きっぽく、短期で結果を求める傾向にあるので、守備的な「弱者のサッカー」で一定の結果を出した現在の日本代表を、前線のタレントを育てて本当に攻撃的なチームに変身させられるのか、4年後のブラジル大会本大会までザッケローニ体制が続くのか、自分を含めて心配している人も多いと思います。
ただ未来の「強い日本代表」の姿を考えた時、攻撃的サッカーへのシフトはどこかで通らなくてはいけない道。
まずはW杯ブラジル大会の出場権取得を目標に、ザック・ジャパンを見守りたいと思います。