拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

ドイツの携帯電話事情???

2011-02-05 | ドイツ生活情報


ドイツに来て間もなく加入した携帯電話が、バッテリの寿命のせいか電源が入らなくなってしまいました。


仕事用の携帯電話もあるし、プライベートの携帯は殆ど使わないのに月に50EUR以上もかかっている(加入時にいらないと言ったはずのオプションを勝手につけられている???)ので、このさい解約してしまおうと町中のボーダフォンショップに出かけることに。


土曜日の午後ということもあってか、店内はかなり込んでいて、しかも順番待ちの番号札などないので、ひたすら店員の手があくのを待ち続けること約30分。


ようやく1人の店員をつかまえて、動かなくなった携帯電話と毎月送付されてくる請求用紙を見せ、5年近く使った携帯を解約したい旨伝えると、ショップでは解約できないので、ドイツ語で解約したいと一筆書いて、請求書の送付先に送れとだけ言われ、店員はどこかへ行ってしまいそうに。


同じ町のボーダフォンショップで解約した日本人のWEB上の記事を読み、店へと足を運んだのに、30分も待ってその一言で逃げられちゃたまらないと、ちょっと待ってくれと急いで詰めより、「友人はここのボーダフォンショップで解約したんだけど」と話してみるものの、「今はここではできないんだ」の一点ばり。


役所のビザ手続き1つとってみても、担当者が変わればまったく別のことを言われる国なので、だめだこりゃと諦めて「解約の申し込みを手紙で送るから用紙をくれ」と話すと、専門用紙は無いのでこれに一筆書いておくれと渡されたのが、真っ白なコピー用紙1枚。

ほんまにこれで解約できるんか?という感じ。


メールと違って受け取り証明の返信も無いので、ちゃんと送っても「届いていない」と言われていつまでも課金され続けるんじゃないか?と思いつつ、ラチがあかないのでとりあえず店を出ることに。


そういえば仕事先関係でも、携帯電話を購入したものの、本来郵送で届くはずのSIMカードが1ヶ月たっても届かず、何度か電話で問い合わせてみるものの、ボーダフォンの担当者に「既に発送済み」と言われ続けていたことを思い出し、「ああ、、、やっぱりドイツだ」とガックリ肩を落とし、何の収穫も無いまま電車に乗って家へ帰りました。


ボーダフォンは酷いなと思いつつ、Tモバイル(ドイチェテレコム)に加入していた人達が「それでもVodafoneの方がマシ」と乗り換えているので(ウチの会社もその1つ)、これがこの国のスタンダードなのだと諦めるしかなさそう。。。


6ヶ月たったら更新申し込みしないと自動的にキャンセルされるプリペード携帯の方が、我々外国人用のプライベート向け携帯だと、あとくされが無くてよいのかもしれません。
(ドイツでは一般的な、最低利用期間2年という縛りもないですし)



この続きは、解約のレターを送ってしばらくたってから、また報告したいと思っています。




※写真:バッテリ障害で充電できなくなったプライベート用の携帯電話

南ドイツのダイオキシン問題の関心レベル???

2011-01-28 | ドイツ生活情報

仕事で南ドイツに来ています。

やはりアルプスが近いだけあってか?今日は1日ぽっぽと雪が降り続いています。


さて、先日ブログでも書いたダイオキシン問題の件(http://blog.goo.ne.jp/katokitijp/e/f307824e7269526abe41674442f4ee80)で、ホテルの朝食時に「それはオーガニック卵ですか?(Ist es Bio-Ei?)」と聞いてみました。


そしたらフツーに「いいえ(Nein)」とだけ返ってきました。


その他の宿泊客もフツーに卵やハムを食べていて、何事もなかったかのよう。


今回のダイオキシン問題は、北部が中心ということもあってか、南部では「他人事」なのかもしれません。
(ちょっと気にしすぎなんでしょうかね???)







ドイツの育児休暇事情

2010-12-10 | ドイツ生活情報


皆さんご存知の通り、ドイツではバケーション(休暇)をしっかりとる習慣があり、クリスマスが近くなった12月などは相手先を含めて、周りのドイツ人がすっかり休暇モードで、ほとんど仕事が進まなかったりすることも珍しくありません。


そんなお国柄のドイツで、先日育児休暇制度のことが話題になっていました。


2007年から両親手当という制度が導入されたらしいのですが、片親だけであれば12ヶ月、両親でとれば2人併せて合計14ヶ月の間、法律上は希望者に有給で育児休暇をとらせなくてはいけない制度なのだとか。


申告制なので、取得しない人たちも沢山いますが、州ごとで平均取得が異なっているようで、今年上半期の取得資格のある男性の育児休暇取得率は、最高がミュンヘンの3人に1人程度、全ドイツ平均で4人に1人程度の男性が育児休暇を取得したのだとか。
(最も少ないケースでは、フランス国境近くのザールブリュッケン等のザールラント州で14%だったとか)


しかしドイツでも取得するのは、実際に出産をする女性の割合がまだまだ多いようで、同制度導入以来、多いのが女性が12ヶ月、男性が2ヶ月で計14ヶ月とるケースのようです。
(女性は最大の12ヶ月間取得し、男性もせっかく育児休暇がとれるようになったのだから、2ヶ月休んでおこうという事なんでしょうか)


日系企業で働く自分達日本人は、ドイツといえど、フツーの有給休暇も消化しきれず残ってしまうことが一般的です。
(法律上企業側は完全消化させなくてはいけませんが、人手不足の職場だと仕事に穴をあけられないと多くの日本人は考えるので。もちろん日本本国に比べるとずっと平均的な取得日数は多いと思いますが、その分祝日も少ないので、年間を通してみるとそれ程変わらないかもしれません)


そんな日本人からすると、法律は変わっても、ドイツ人ですら全員が取得していないのに、日本人男性が育児休暇なんてとんでもない!という雰囲気がまだまだあるのですが、一昨年の平均取得率が2割程だったことから比べると、ドイツ人男性の育児休暇取得率は年々増えており、そのうちドイツでは女性と同じように男性も、ほとんど全員が育児休暇をとる日がくるのかもしれませんね。

ハンブルグ名物?の回転服屋???

2010-10-29 | ドイツ生活情報


先日仕事でハンブルグを訪れた際のこと。


ハンブルグは港町だけあって、魚を食べるドイツ人も多く(自分の知人の内陸ドイツ人は大抵魚がキライ)、町を歩いているといくつか回転ずしのお店(非日本人系のお店が多い)を見かけます。


そんな中、町中で見つけたのが「回転服屋」。


それ程広くない店内が、歩道からショーウィンドウごしに透けて見えるのですが、ハンガーに掛けられた服が、店内を回転ずしのようにぐるぐると回っているではないですか。
(それも四コマ漫画やバラエティ番組なら、間違いなく「ピューーー」という擬似音を入れるであろう程の結構な速いスピードで)


あ、ちょっとこれいいかも~と思った服も、あっという間に流れて行ってしまい、1周して戻ってこないとじっくり見られない仕組み。

おっこれは!と思った瞬間、さっと服を回転ハンガーから外して手に取り、じっくり見た後、「あ、やっぱりイラナイや」と、再び回転ハンガーに戻すのが正しい利用方法なのかもしれませんが、何ともセワシナイ仕掛けです。
(なぜ「イラナイ」前提なのかは、よくわかりませんが。汗)


かつて日本も外国のオリジナル製品にひと工夫加えて、より良い製品を作り出したものですが、これはインパクトを狙ったものなのか、何も考えずに思いつきで「やっちゃった」のか、、、。
(ひょっとすると何かスポーツをやっているアルバイト店員の、動体視力を鍛えるトレーニング設備なのかもしれません。<ほんまか)


一方で、日本の回転ずしは、すっかり我々日本人には定着して、「当たり前の光景」と化していますが、寿司をよく知らない外国の人たちが、回転ずしで1品ずつ「あれは何?」と説明を聞きながら、ネタを選んでいたとしたら、やっぱり「あ、これいいかも」と思った瞬間に、欲しいネタが流れていってしまうなんて事が、ひょっとしたらあるのかもしれません。

(まあ、かゆい所に手が届く、世界最高レベルのサービス水準を持つ日本なら、回転ずしでも写真付きのメニューを、ウェイトレスのお姉さんが親切に持ってきてくれるのかもしれませんが。。。)



でもこのハンブルグの回転服屋、店の前を何度か通ったことがありますが、実はまだ「買っていく人」を見かけたことが無いので、1度「服が売れるところ」を見てみたいと思う今日この頃。


「他人と違うことをやってみよう」という方向性は好きなので、個人的には応援しているのですが、でも次回前を通ったらお店が無かったりして。。。<おいおい



もしハンブルグを訪れることがあったら、「回転服屋」を1度探してみて下さい。(笑)


ドイツ生活定番?の麻婆ズッキーニ???

2010-10-13 | ドイツ生活情報


週末など時折自炊をするのですが、食材の種類の違いなのか、以前麻婆茄子を作ったときに、ナスが固くてちょっと違うなという感じがしたのですが、ドイツはズッキーニが安くて、近所のスーパー(ALDI)で特大のやつが3本で80円ぐらいで、それが甘くてすごく美味しかったりするので、試しに麻婆ズッキーニなるものを作ってみました。


日本の麻婆茄子の素を使っているので(+豆板醤を加えたもの)、基本的な味は麻婆茄子のままですが、ナスよりも食感的に歯ごたえがあり、味も水っぽさがなくて、しっかりと甘みがあって大成功!?


日本ではズッキーニが結構高かった記憶がありますが、この夏に自分がハマった程、ドイツでは手軽な食材なので、欧州にきたらぜひお試しを。
(お店には麻婆ズッキーニはないかもしれませんが。笑)

フランクフルトのインターネット事情

2010-09-01 | ドイツ生活情報


ここの所落ち着いていた我が家のインターネット回線(家庭用ADSL)ですが、最近また頻繁にダウンするようになって、もどかしい限りです。

フランクフルト市内でのエリア内利用者が増えたのか、もしくは回線増強でもしているのか、、、。


他の同エリアに住んでいる人達もよくある現象らしく、また近隣のイタリアやフランスでも同様の話を聞くので、これは欧州全体的にそうなんだろうと思っています。
(アジアのゲートウェイとなるトルコのイスタンブール辺りはもっと酷いみたいです)


ドイツにきて5年ですが、家賃の振込み(ネットバンキング)からテレビ、日本食材の注文まで全てインターネットを利用して行っており、スカイプ等まで考えると、実質的に電話よりずっと重要な生活インフラになっているなという実感があります。
(携帯電話もあるので、自宅に電話がなくてもあまり問題ないですが、インターネットなしは考えられません)


ちなみに我が家はZero Shopという日本食材屋を利用しており、40~50EUR以上買うと米等の重たいものも含め、フランクフルト市内及び近郊へ無料で配達してくれるので、すごく助かっています。

http://www.zero-trading.com/


旅1つとっても、10年前にギター1つ持って世界に出た時は、ホテルや航空券も、電話で問い合わせるか、現地へ直接いくかしか方法がなく、電話も今みたい日本の電話を海外でそのまま使えなかったので、現地へついたものの宿無しで野宿なんてこともありましたが、今はインターネットで簡単にホテルの事前予約をしたり、booking.com(http://www.booking.com/)等を使うと正規値段より安かったりするので、本当に便利です。


飛行機もインターネットの早期割引で買うと電車並みの料金だったり(電車も早期割引で最大7割引きぐらいですが)、ライアンエア(http://www.ryanair.com/en)等は飛行機チケットが手数料のみで実質タダ(手数料のみ数千円)なんてこともある程で、インターネットの普及により旅のスタイルも本当に変わったなという実感があります。


この10年強で海外生活も旅も大きく変えたインターネット。


後は我が家のインターネット回線が切れませんように。。。(涙)




ドイツのチケット事情???

2010-08-24 | ドイツ生活情報


9月下旬に、フランクフルトのオペラ座にベルリンフィルが来るというので、クラシック音楽好きの友人と一緒に聴きに行こうという話になり、仕事帰りにフランクフルトのチケットセンターに行ってみました。

しかし店員から「SOLD OUT」と即答されておしまい。(汗)

まだ1ヶ月も先なのに本当か?いくら世界最高峰のオケとはいえ、クラシックのコンサートだぞ?(すごく失礼)と思い、全席完売?いつ頃SOLD Outになったの?等と食い下がってみたものの、「2ヶ月位前に全席完売。ノーチャンス」と言われ、がっくりと肩を落として帰ってきました。

同オケのフランクフルト公演は年1回程度、ドイツでは比較的人気があるマーラーの交響曲第一番(指揮は常任のラトル)だからなのでしょうか。


9月上旬の新シーズン開始早々に、1人でフランクフルトのオーケストラをオペラ座に聴きに行く予定なのですが、やはりベルリンフィルはベルリンで、フランクフルトではフランクフルトのオーケストラを聴くのがよいのかもしれませんね。

ドイツで常識の世界一ウマイ肉???

2010-08-11 | ドイツ生活情報



先日、ドイツ人の同僚と食事をしていた時のこと、ドイツ人は肉好きだという話題になり、一番好きなのはハムか?ソーセージか?と訪ねたところ、即答で「ステーキ」という事が帰ってきました。


でも彼いわく、ドイツのステーキはイマイチで、一番うまいのは、アルゼンチンスタイルだとのこと。

アルゼンチンステーキと聞いただけで涎が出るらしく、日本でいうところの、炭火であぶった~みたいなフレーズだろうかと思ったりして。


でも思い出してみると、ドイツだけでなく、仕事でミラノに行った時、現地のお客さんにイチオシだと連れて行ってもらったのも、アルゼンチンステーキのお店だったので、ドイツをはじめ欧州でうまい肉といえば「アルゼンチン」というのは、ある意味定番のキーワードなのかもしれません。


日本で肉と言えば、オーストラリアだったりアメリカだったりしますが、自分が10年前にアルゼンチンを訪れた際、ブエノスアイレスで食べたアサードも絶品だったので、日本ではまだ知名度が低いものの、ひょっとするとアルゼンチンステーキが日本でもメジャーになる日が、そのうちくるかもしれませんね。

ドイツ名物?のポテトディナー

2010-08-05 | ドイツ生活情報


そういえば先日、ドイツ人の同僚と一緒に夕食を食べたときのこと。

久しぶりドイツ料理でも食べようかという話になり、レストランで同僚と同じメニューを注文。


で、出てきたのがビール(自分はノンアルコールビール)と、とにかく大量の芋。


それも皿一杯に、ゆでたジャガイモだけがとにかく大量にあり、それにソース(この時はマッシュルームのクリームソース)がかかっているといった感じ。


思わず、これは前菜のサラダかな?と尋ねたら、「いやこれだけ」という回答。


イメージ的にはジャガイモを1人あたり10個ぐらいゆでて、皮をむいてまぜた感じで、これを食べたら確かに他に何も食べられない感じ。


固まる自分をよそに、美味しそうに芋を食べ続ける同僚を見ていたら、他に何も言えず、ひたすら山のように盛られたジャガイモを口に運ぶも、半分もいかずにギブアップ。

同僚は満足そうな顔を浮かべて、もちろん完食。

さすが米やパンと同じレベルで、ジャガイモが主食の国だけある。
(でも日本人はレストランで米だけ食べるということは無いと思うけど)


ウェイトレスのおばちゃんが皿をさげる時、自分の残した料理を見て、美味しくなかった?と聞かれるも、思わず苦笑い。


あまりお腹がすいてなかったんだよね?と同僚がフォローをいれてくれたのだけど、次回からはドイツ人の同僚が何か注文しても、テキトーに「同じで」と言うのはやめようと固く誓った1日でした。

ミュンヘン新名物アルコールフリー・ヴァイツェン?(ドイツ)

2010-07-30 | ドイツ生活情報


最近はまっている今イチオシのノンアルコールビール、PAULANERのALKOHOLFREI Weizen(アルコールフリー・ヴァイツェン)です。

お店で飲むと生ビール風(たぶん違う)で、結構良い感じです。(笑)


PAULANERのアルコールフリー・ヴァイツェンは、Original Muenchner Hellと、Hefe-Weissbierの2種類がありますが、個人的にはHefe-Weissbier(酵母白ビール)が好きで、ノンアルコールなのに、ミュンヘンの白ビールの味がそのまま再現されています。


ヴァイツェンだけでなく、ピルスやコーラ入りビール(カクテル?)等、最近ではドイツでもアルコールフリービールが大流行で、酒屋やスーパーマーケット等で購入できます。