ボルシア・ドルトムントvsフロンターレ川崎(等々力競技場)のプレシーズンマッチを、スカパー観戦しました。
香川選手の2ゴールや、丸岡選手のゴール等で6-0の一方的な試合展開。
しかしながら、トゥヘル体制になってまだ1週間ということもあり、ドルトムントが良かったというよりは、フロンターレのディフェンスが悪すぎた感がありました。(ドルトムントも後半は少しカタチになっていましたが)
まだチーム作りの段階なので、これからという感じでしょうか。
1つ面白い試みとしては、マルコ・ロイスのゼロトップが、今シーズンのドルトムントの鍵を握りそうです。
もともと彼はボールキープ、得点力、パスと全てに高いレベルを持つ、チームでも数少ないワールドクラスの選手なので、これがハマると今季面白くなると思います。
また昨シーズンCFを務めたオーバメヤンも、もともとサイドの選手で、中央でボールを収めるよりは、サイドに流れたり、スピードを生かして裏へ抜けるタイプですし、香川選手とロイスの連携による崩しも、横の関係よりこの縦の関係の方が、香川選手自身のゴールも増えそうです。
そして気になるトゥヘルの戦術ですが、この試合をみる限りは、縦に速く、次々に後ろの選手が追い越す前任者のスタイルと変わって、ポゼッションスタイル、それもペップ時代のバルサ(ショートパススタイル)ではなく、ペップバイエルンに近い、長短のパスを織り交ぜる形のポゼッションスタイルを試みようとしている感があります。
タレントの質と数が、現状1枚上のバイエルンに対して、どこまでやれるか楽しみですが、まずは7月30日と8月6日に行われる、EL予選(3回戦から)にチーム作りがどこまで進むか注目です。