一年で一番すごしやすい季節ですね。
ぼくの地元、日暮里駅から谷中、根津、千駄木へと散策する道は最近は外国人観光客でおおにぎわいです。
上は朝倉彫塑館。中美アートサークルでは何度か来ているので、なつかしい卒業生も多いと思います。
古い蔵を改造したギャラリー、スペース小倉屋。
寺町美術館。
ここは、最近お気に入りの古本屋さん。風情があるでしょ
谷中には行きつけのお店もいくつかあって、よそではあまり売っていないかばん屋さんや帽子屋さんもあります。
ぜひぜひお出かけください
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
卒業生や学生から、どんな本を読んでますか? と聞かれることがあります。
今週読んだ、または読んでいる本です。
卒業生のみなさんにおすすめは、今月号の芸術新潮ですね。
印象派の画家たちの劇的な物語が紹介されています。
ミスター印象派クロード・モネも若い頃はまったく評価されず、セーヌ川に身を投げました。(自殺未遂)
今でこそ絵画史に残る巨匠たちも、まったく評価されない時代が長かったのです。
モネの作品「印象・日の出」を見た記者が「壁紙のほうがまし」と記事を書いたのは有名な話ですが、その評論記事の全文が掲載されているのでとても参考になります。
美術学校の受験に失敗し、展覧会に落選しつづけたセザンヌも不遇の時代が長かったですね。
モネと親友だったルノワールもまた、不遇の時代を経ての名声があります。
誰しもが多くの壁を乗り越えて、その先の未来を目指すもの。
1953年、パリとニューヨークで個展を開きに行く岡本太郎に、ある人がこう聞きました。
「あちらで、何を得てこられるのでしょう?」
岡本太郎はこう返事しました。
「いや、こちらが与えにゆくんです!」
挑戦すること
挑み続けることで
壁を乗り越えていきましょう