今回は全く合致しないタイトルですが、先日観賞した映画と美術館での展示鑑賞です。
映画「フューリー」
映画「フューリー」は第二次世界大戦末期、米国の戦車兵を描いています。
8か月しか訓練を受けていない18歳の新兵ノーマンと歴戦の猛者コリアー軍曹(ブラット、ピット)が
車長を務めるM4戦車(通称シャーマン戦車)にフューリー号の副操縦士として着任する。目の前の敵に
銃を撃つことのできないノーマン。鋼鉄の織の中と同じ戦車内で、車長、正・副操縦士、砲手、装填手の
5人が一丸となって戦う現実。ノーマンは戦争の現実と生き残るための戦いに次第に慣れていゆく。
映画のクライマックスは敵の前進を食い止める十字路を死守するように命令され、猛車5台が全線に向かうが
ドイツの誇る世界最強の重戦車(V1号戦車)通称テイーガー戦車に4台が撃破されフューリー1台だけが残る。
映画の終盤は、フューリー号1台で300名のドイツ兵と生死を分ける激戦に遭遇するが、車長の適正な判断
と5人の連携によるチームワークで敵を殲滅するが次々と敵弾に倒れ、ノーマン一人が生き残る。この
境界線を死守した1台の戦車により、米国は勝利し、ノーマンは英雄として迎えられる。戦争の悲劇さの中に、
愛国心、愛、絆のほか境地に追い込まれた中での適正な判断と信念など教えられた映画であった。
戦車戦の映画は「バルト大作戦」や「パットン大戦車軍団」など多くを見ましたが、この映画のような実物の
ティーガー戦車が登場したのは初めてである。この戦車は6台現存する中で唯一走行可能で保存中のイギリス
「ポービトン戦車博物館」から借り受けて使用しています。
ドイツの誇るティーガー戦車は、米国のシャーマン戦車が49,234台製造されたのに対して1,354台
しか製造されておらず、いかに大量生産でなく質を重視した最強力な戦車であったことがわかります。
戦車映画フアンの方は一度観賞されることをお勧めいたします。
「大古事記展」の鑑賞 奈良県立美術館
自転車で~~~
奈良県立美術館で開催中の「大古事記展」が12月14日(日)で終了するとの情報を得た。
古事記について興味を持ったのは、郷里の岡山県井原市美星町で国の無形文化財に指定されいる
「備中神楽」を見て育ったせいかもしれません。特に、大国主命や事代主命の舞、猿田彦の舞
須佐之男命によるヤマタノオロチ退治の場面等で太鼓や笛の音と独特の太夫の語り口で神話の世界に
引き込まれて行きました。古事記に関する本は6冊余り所有していがますが、登場人物の名前の読み方の
難しさがあります。例えば大国主命は5個の名前があり、同一人人物であるか等の理解に苦労します。
12月11日(木)は天候も良さそうであり午前8時半に愛用のロードバイクで出かけた。簡単に
距離を調査したところ、40㌔余りと判断して、富田林市から竹ノ内峠を越え大和高田市に入り
166号から葛城・飛鳥サイクルロードに、葛城川沿いを北に向けもくもくと走り、午前11時半に
やっと大和川と合流する「御幸大橋」に到着しました。
表示看板を見ると「法隆寺まで16キロ」との表示にしかと考えました。法隆寺から県立美術館までは
と考えると30㌔は~~~午後5時過ぎには日暮れとなり、はたして帰り路は~~~
急に心細くなり、やむ得ずにユーターン
同じコースを再び引き返し、午後5時すぎに自宅に到着した。
往復走行距離 130キロ 走行時間 9時間
(反省)
○ 冬は時間が気になり長距離は夏場にかぎる
○ 輪行袋の携行~携行していたら自転車を折り畳んで電車で帰宅
バイクで
12月13日
今度はバイクで行くことにし、午前9時半自宅を出発。国道25号から24号に入りその後県道754号
を北に向け走り午前11時半に奈良県立美術館に到着しました。約1時間鑑賞し奈良公園や帰宅時に法隆寺等
見学して無事に帰宅しました。
貴重な資料や展示物を目にして改めて日本最古の書物の偉大さに感銘しました。
ご存知のとおり、壬申の乱に勝利した40代の天皇である天武天皇の命により正しい天皇家の歴史を編集し後世に
残したいとの思いで、舎人の稗田阿礼の口述を大安万呂が編纂されたものです。一時、天皇崩御により中断し
約30年後元明天皇により再開され上・中・下3巻の日本最古の歴史書が完成したのです。
天武天皇は「日本書紀」の編纂も指示され、40年の歳月を得て全30巻と系図1巻を12名の皇子や官人に
指示し編纂され漢文で書かれており、海外にも通用する正史の性格を持っています。いずれも貴重な古文書です。
大古事記展を鑑賞して帰宅中に、見事な光芒の目にしました。古事記の中に「天孫降臨」の場面があります。
天照大御神の孫であるニニギの命が神々を率いて九州の高千穂峰に降臨される場面で神々しい光芒の中に
降り立つ姿を想像した。古事記展を見た直後であり特にそのように感じたと思います。
いかがでしょうか。