先日、和歌山県橋本市杉尾地区を訪ねた。この地は環境庁から
「日本の音風景百選」に認定された地で、静かな山里で小川の
せせらぎと風の音、それによる木々の擦れる音、まさに100選に
ふさわしい地であった。あちこちに咲く梅の花、その間を飛ぶ小鳥の
鳴き声も、日本の原風景を思わせるところであった。標高にすれば
200から300㍍の山里ではないでしょうか。
杉尾地区に行く前に菜の花栽培地から大峰山脈を望む
山には残り雪の後が望まれる~何と言う山でしょうか
杉尾地区
不動山の巨石に登る石段と鳥居
頂上の巨石まで635段の急な階段。数回息継ぎの休憩地から眼下の村を望む
頂上の巨石と祀られている三体の祭神
日本の原風景と感じた村の佇まい
棚田と梅の花~典型的な山里の風景
法輪山名王寺に掲げられていた「日本音風景100選」に認定された標札
これも巨石の下に祀られている毘沙門天
杉尾地区のような村は日本にはいくらでもあるでしょう。
でも、初春の心地よい春風の中で、人気のない棚田と咲いた梅の花を眺めていると
「日本の心の風景」だとしみじみ感じた。梅の花から桜の花にバトンタッチしたころ
再度訪れたいと思った。