以前通っていた居酒屋○○○の隣りには、ある年の7月まで「S」という名のスナックがありました。
そこは、ママさんと呼ばれていた人(当時40代前半)が同年の7月まで一人でやっていましたが、3度目(!)の結婚を機に辞め、その後を、ママさんの3人の妹達で引き継い(又貸し)で、それなりに固定客もつき初めて繁盛していました。
3人の妹達は、外で別々に働くよりも、収入は少ないものの3人で力を合わせてできる今の仕事を気に入っていましたし、お金を貯めて、将来は自分達でお店を開きたいという希望も持っていました。
ところが、ママさんの2度目の夫との間にできた娘(20代前半)が翌年6月に自殺未遂をしてしまい、その原因が、店を継いだ3人の妹達の一人の発言が原因だということになって、元のママさん達によって店を強制的に閉めさせられてしまいました。3人の妹達は泣きながら出ていったそうです。
巷では、妹達のうちの一人の発言が問題ではなくて、ママさんが、店のお客だった変な奴(ギャンブル好きで怠け者)と再々婚したことが根本的な原因だろうと噂していました。
その後、スナックに通っていた常連の一人が、彼女らのアパートに何度か電話をしているうち、「この電話番号は現在…」というアナウンスが流れるようになり、連絡がつかなくなったそうです。
元のスナック「S」は、9月初旬、骨董品という名のガラクタとリサイクル用品等を販売する店としてオープンし、自殺を図った娘が一人で店番をしていましたが、10月初旬、つまり1ヶ月もしないうちに、にきびよりも簡単に潰れてしまいました。
その後、以前お店だったところを三姉妹が新たに借り直してリベンジし、「三姉妹の店 スナックU」として、11月15日に再開して繁盛しております。めでたしめでたし。