シケレペに続き、
アイヌの人たちの保存食をご紹介します。
アイヌ語では、「エハ」とか「アハ」と呼ばれます。
1~2メートルになるツル性の一年草で、
なんと! 地上部にも地下部にも豆ができます。
北海道だけでなく、
全国各地で見られるそうですよ。
食用になるのは地下部の豆です。
地表からさほど深くないところを鋤くように、
一粒一粒掘り出していきます。
当然ですが、土にまみれ、
小石と同じような形状、堅さなので、
瞬時に見分けられるようになるには、それなりの経験が必要!
「エハ、食べるかい?」
「もちろんです!」
今回は、掘るという一番の苦労をせずに、
たくさんいただいてしまいました。
「えっ、こんなに?」
「なーんも。1時間くらいだ」
!!!さすがです…。
土まみれのエハは、
まず水洗いします。
水の中でもみ洗いしているうちに、
厚みのある外皮がむけてきます。
そうするとフシギなことに、
それぞれ違う大理石模様が出現するのです。
アイヌの人たちは、
ゆでてそのまま食べたり、
ゆでたものを油炒めにしたり、
ごはんと一緒に炊いて食べたりしたそうです。
なので、早速、
ごはんと一緒に炊いてみました~。
ケアラン、ケアラン♪
(アイヌ語で、「おいしい」の意)
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