昔のアイヌの人たちは、
地下と地上にそれぞれ6層の世界があると考えていたそうです。
地上のほうは、
アイヌモシリ=人間の住む大地から見て、
最も低いのが「霧の空」
その上に「下の空」があり、
乱雲がただよう「雲の空」、
高層雲が広がる「本当の雲の空」と続き、
星々のきらめく「星の空」があり、
最上の空は、人間の始祖や神々の国である「天上界」となるのだ、と。
なので、星のことをアイヌ語で“天上の眼”と表現した地方も。
星の動きは、
天上の神が人間にまばたきすることで、
さまざまなことを知らせる合図だと受け止めたそうです。
だとすると…
彗星という存在は流れ落ちる涙みたいなもの!?
しっかり目を開けて、
受け止める心構えをしておかないと、
見過ごしてしまうのでは!
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川湯エコミュージアムセンター http://www6.marimo.or.jp/k_emc/