KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

天上の神の眼

2013-11-23 16:57:45 | アイヌつれづれ(about Ainu)

昔のアイヌの人たちは、

地下と地上にそれぞれ6層の世界があると考えていたそうです。

 

地上のほうは、

アイヌモシリ=人間の住む大地から見て、

最も低いのが「霧の空」

その上に「下の空」があり、

乱雲がただよう「雲の空」、

高層雲が広がる「本当の雲の空」と続き、

星々のきらめく「星の空」があり、

最上の空は、人間の始祖や神々の国である「天上界」となるのだ、と。

 

なので、星のことをアイヌ語で“天上の眼”と表現した地方も。

 

星の動きは、

天上の神が人間にまばたきすることで、

さまざまなことを知らせる合図だと受け止めたそうです。

 

だとすると…

彗星という存在は流れ落ちる涙みたいなもの!?

 

しっかり目を開けて、

受け止める心構えをしておかないと、

見過ごしてしまうのでは!

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