KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

弟子屈高校職場実習【最終日】

2014-06-19 16:11:34 | 出来事(Happening)

弟子屈高校生による職場実習の2日目。

つまり、最終日です(笑)。

あまりにも短かったですが…。

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今日は職場実習最終日。

午前中は川湯中学校さんの総合学習に同行し、

つつじヶ原から青葉トンネルまで、みんなで植物の状態や土の温度、pHを調べました。

総合学習の終わりには、

硫黄山のレストハウスから、馬車で川湯の町まで戻りました。

 

午後は、「つつじヶ原と安田鉄道軌道跡探勝会」の下見として、

青葉トンネルとつつじヶ原を歩きました。

ほとんど外で過ごした一日でしたが、

川湯のほとんど手を加えられていない自然は、

さまざまな種類の植物や、虫たちを私に見せてくれました。

 

地元にこんなに素晴らしい自然があって幸せだなと、つくづく思いました。

 

また、人と人とのつながりがとても大切だということを、

エコミュージアムさんに教えていただきました。

この二日間、たくさんの貴重な体験をさせてもらいました。

本当にありがとうございました!!

お世話になりました!

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川湯エコミュージアムセンター  http://www6.marimo.or.jp/k_emc/

 

 


素性の良い木

2014-06-19 14:11:37 | アイヌつれづれ(about Ainu)

昨日のブログに掲載した画像は、

職業体験に来ている弟子屈高校生が撮影してくれたのですが、

そのうちの1枚が、

静かな反響を呼んでいるようなので(笑)

追加情報です。

 大きいものでは長さが40センチにもなる葉っぱが特徴的なこの樹木は、

ホオノキ(ホウノキとも呼ばれる)です。

 

ちょうどクリーム色の花が咲いているのですが、

葉っぱと同様に、こちらも花びらとしてはビッグサイズです。

 

モクレン科の樹木だけあって、

上品な香りが漂っています。

 

花の真ん中から飛び出しているのが果実なのですが、

もちろんこちらも大きめです。

 

このあと、だんだんと赤みがかり、

いずれは褐色へと変化していきます。

 

以前拾った実がセンターに展示してあるので計測してみたところ、

17センチくらいありました。

 

先住民族アイヌの人たちは、

しばしば樹木を擬人化した表現をするのですが、

ホオノキは「柔らかくて素性の良い木」となります。

 

細工がしやすいため、

弓矢の矢を入れる筒(アイヌ語で「イカヨプ」)や小刀の鞘、槍の柄などを作ったそうです。

 

樹高が20メートルほどになるので、

花も上のほうにつくことが多く、

なかなかアイレベルで見ることがムズカシイのですが、

これはおススメ。

 

川湯エコミュージアムセンターの近くにある川湯自然保護官事務所のすぐそばに

立ってます。

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川湯エコミュージアムセンター  http://www6.marimo.or.jp/k_emc/