KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

夏のセミ パートⅡ Summer cicada Part Ⅱ

2016-08-08 14:41:20 | 自然情報(Nature Information)

きょうも猛暑の阿寒国立公園川湯地域です。

屈斜路湖畔もグングン気温が上昇し、

30℃に到達したという情報が入ってきました。

 

昨日、

夏のセミ=コエゾゼミの鳴き声が響き渡っているとお伝えしましたが、

阿寒国立公園川湯地域にはもう1種類、

忘れてはならないセミがいます。

 

しかも、和琴半島でしか聞くことのできない音です。

その音の主は、「和琴ミンミンゼミ」といいます。

 

森林型といわれ、都市部ではあまり見られないものの、

東北から九州まで生息しているので、

この希少性を道外の方に説明するのはなかなか難しいのですが、

道内では南の方を中心としており、

遠隔地として和琴半島にいるのです。

 

なので、「日本最北限のミンミンゼミ発生地」として

国の天然記念物にも指定されているんですよ~。

 

どんなセミかというと-

 

抜け殻です。スミマセン。なかなか成虫が撮影できなくて…。

でも、昨日の画像と違って、“今年の”抜け殻です(笑)

ササの葉裏やトクサの先端で多く見られます。

 

センターにはもちろん、コエゾゼミと並んで

和琴ミンミンゼミの標本があります。

ぜひ、見に&聞きに来てください。

鳴き声は、9月上旬くらいまで…かなあ。

 

The cicada Hyalessa maculaticollis (Motschulsky)which is in the Wakoto peninsula

is one of the natural monuments in Japan.

 

***

 

川湯エコミュージアムセンター  http://www6.marimo.or.jp/k_emc