KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

緊張のデビュー!

2012-05-15 14:18:36 | 出来事(Happening)
9日の事前学習(当日のブログに掲載済み)を踏まえ、
川湯中学校2年生の8名が、
エコミュージアムセンター内で案内ガイドを務めてくれました。

リハーサルの段階から緊張した空気が漂い、
顔はひきつり、
声はうわずり、
見守っているスタッフにまで、
ドキドキが伝わってきちゃいました。

そして、いよいよ本番スタート。
目の前にいるのは仲間ではない、先生ではない、スタッフではない、
本当に初めて会う来館者の方です。



これまで勉強してきたことを整理し、
みんなで話し合い、
練ってきた成果を発揮しました。

リハーサル時の緊張は解けるどころか、
増すばかりだったと思います。

当然です。

中学生が人前で話す機会なんて、めったいにないことです。
最初からスムーズにこなされたら、私たちスタッフの立場がなくなります。

彼らは1回のガイドを終えるたびに、
反省点を洗い出し、
スタッフや先生方にアドバイスを求めながら工夫し、
改善し、
次の回に臨んでいました。

そして確実に、回を重ねるにつれ良くなっていきました。

次回は18日(金)10:10~です。
ぜひ、中学生ガイドを聞きに来てください!









森の中を探検したよ!

2012-05-12 16:51:37 | イベント(Event)
弟子屈町内の小・中学生を対象にした、川湯EMC主催の自然体験活動「もりのパレット探検隊」が始まりました。
今年度のテーマは、「ほんとは身近な川湯の森」。
6回ほど川湯の森の中を探検しにでかけます。

第1回目のきょうは、町内の小学1~6年生28名が参加してくれました。
「まずは森の中を歩いてみようね」ということで、
いまの時期に生えている草花や山菜を見つけに出発!



…そう、この雪の中を…です。
“季節外れ”ではありますが、毎年、GW明けに1度は降雪に見舞われますから想定内といえば想定内。
だけど、なにも、今日、降らなくても…(泣)

-と、思ったのはどうやら大人たちだけだったようで、
子どもたちは雪だるまを作ったり、雪玉を投げ合ったりしながら、元気に森の中を歩いていました。
「この草、なあに?」
「これはヨモギっていって食べられるんだよー」
「へえ」
「知ってる! 食べたことある!」

「この葉っぱ、ギザギザしてる」
「あー! それはイラクサだから素手で触っちゃダメ! 軍手はめないと!」
「なんでー?」
「触るとねー、カユくなるの。でも食べられるんだよ」
「ウソお!」
わいわい、がやがや賑やかに、“雪の積もった”森の中を進みます。



「森の中って、食べられる草がいっぱい生えているんだねー」
「そうだよー、食べられるだけじゃなくて、薬になったり、道具にできる木なんかもあるんだよ」

午後はプログラムを3つ用意して、子どもたちに選んでもらいました。
1)「まだまだ足りない。もう一度探検するぞ!」チーム
2)「おいしいヨモギ団子をつくっちゃうぞ!」チーム
3)「火起こしして、団子を茹でるお湯とお茶を沸かすお湯を用意するぞ!」チーム(長っ)

探検チームは、川湯園地内の白樺の木に穴を開けさせてもらい、
チューブを通したペットボトルをセット。
わずか1時間ほどの間に、500mlペットボトルの中に10㎝を超える量の樹液がたまるようすを見て、
驚き&喜びの声があがりました。

団子作りチームはヨモギの下処理からスタート。
茹でて、水にさらして、すりつぶす…その合間に粉からお団子をこねておいて、
すりつぶしたヨモギを加えて、一口大の大きさに丸めて、
火起こしチームが沸かしてくれたお湯で茹でて、水にさらして…と大奮闘。
ほかのチームだった子どもたちがおいしそうに頬ばる姿を見て、
とってもうれしそうでした。

たいへんだったのは、雪が降りしきる中で火起こしを担当してくれたチーム。
白樺の樹皮、いわゆるガンビを使っての作業でしたが、
ただでさえ寒いし、風が吹いて火はつかないし…。
でも、お湯が沸くまでがんばってくれたからこそ、
みんなでおいしいお団子とお茶が飲めたんです。

子どもたちには実際に目で見て、手で触って、
においを感じて、舌で味わってもらいました。
頭の片隅に、ほんの一瞬の出来事でもいいので、きょうの森歩きがインプットされたらいいな、と思います。

次回は7月1日、マイ箸作りに挑戦します。

(スタッフ一同)

来てください!

2012-05-09 13:35:40 | イベント(Event)

来週、地元・川湯中学校2年生のみなさんが川湯EMCにおいて、

館内ガイドをしてくれます。

それに先だって今日、本番前最後の事前学習が行われました。

1年生のときに硫黄山や湯川で調べたpH(酸性、中性、アルカリ性)の数値や

冬のポンポン山のようす

屈斜路湖に出現する御神渡りのメカニズムなども

模造紙にまとめて発表します。

川湯EMCに来られたお客さまに、

自分たちのふるさとを、自分たちの表現方法と言葉を使ってご説明し、

お伝えするものです。

15日(火)は10:20~12:00   18日(金)は10:10~11:50

に行われます。

一生懸命な川湯中学校2年生のみなさんのガイドを、

ぜひ聞きにきてください。

(KEI)


★イベント情報★自然ふれあい行事「釧路川源流部の湿地・森を歩く」

2012-05-07 18:10:00 | イベント(Event)

自然ふれあい行事のお知らせです♪

釧路川の源流部では幻想的な釧路川のほとりには湿地が広がっています。

玉川大学の演習林では湿地の中に木道が敷かれ、普段は歩くことのできない体験をすることができます。

そんな中を玉川大学の指導員の金井先生にご案内をしていただきます。

普段は立ち入ることのできない自然の中を一緒に歩きにいきませんか?

 

【実施日】2012年5月20日(日)

【時 間】10:00~14:00(予定)

※小雨決行 (天候急変などにより終了時刻を変更する場合がありますので予めご了承ください。)

※荒天時は中止とさせていただきます。中止の場合6:30までにご連絡いたします。

【集合・解散】美留和農村公園駐車場 *農村公園よりEMC車先頭に自車にて玉川大学まで移動していただきます。  

【参加費】300円(保険代として)

【持ち物】履きなれた歩きやすい靴(長靴など)、スパッツ(必要であれば)、雨具(上下わかれたもの)

     帽子、防寒着(フリースなど)、タオル、行動食(こまめに食べられるもの)、飲み物

     双眼鏡(持っていれば)、お弁当

 

※暑さ寒さによる体温調整をしやすいように、服装は重ね着(こまめに1枚ずつ脱ぎ着できるもの)

をお勧めします。

 

お問い合わせは川湯エコミュージアムセンターまで

TEL:015-483-4100

http://www6.marimo.or.jp/k_emc/


救急救命講習

2012-05-06 17:13:51 | 出来事(Happening)

弟子屈消防署川湯支署のご協力をいただいて、応急手当のしかたを学びました。

今回のメインは「出血時の止血法」。

成人の総血液量は体重の約7~8%で、そのうちの20%ほどが急速に失われると出血性ショックを引き起こすのだとか。

傷口からの出血だと目に見えるので、手当てする側もそれなりに対処しようという気になるのでしょうが、

目からウロコだったのは、骨折もそれなりに出血するということ。

実際には、それなりどころか結構な量の出血を伴い、

しかも体外に飛び出すというよりは内出血という、

あまり目に触れない状態がほとんど、という話なので注意が必要です。

当然、細い骨より太い骨の方が出血量は多く、もっとも深刻なのは骨盤骨折だそうです。

骨折が疑われる際はとにかく、動かさないように固定をすることが大事。

これからは、つねに三角巾を持ち歩かねば!

(KEI)


すくすくと

2012-05-06 09:15:34 | 自然情報(Nature Information)

ずーっと雨続きだったGWですが、最終日の川湯周辺は久しぶりに、

気持ちのいい青空が広がっています(今のところ…)。

 

林の中では、雨後のタケノコならぬ、

雨後のバイケイソウがスクスク…どころかニョキニョキ伸びております。

 

昔のアイヌの人たちは、

この草の急成長ぶりにあやかって、

「(背が)伸びろ! 伸びろ!」といいながら、

子どもたちのお尻をバイケイソウでたたいていた-という話が伝えられています。

 

そういえば、1日遅れましたが昨日は「こどもの日」でしたね。

EMCにも大勢の子どもたちが遊びに来てくれました。

すくすく、ニョキニョキ(?)元気に成長していってほしいものです。

 

ところで、このバイケイソウ。

いたるところで目にしますが、アノ、なんでも食べるエゾシカでさえ(失礼!)見向きもしません。

山菜採りに夢中な人間だって、見向きもしません。

…ということは?

 

そうです。“絶対に”手を出さないほうがいいということです。

(KEI)


天気予報は…

2012-05-04 08:25:16 | 出来事(Happening)

でも、ココに来れば…

ネイチャーゲームで楽しく、川湯の自然に触れたり。

館内のクイズに答えてオリジナルポストカードをもらったり。

ハイビジョン映像で、摩周湖や屈斜路湖の珍しい現象を見たり。

オリジナルグーグルアースで道東を探検したり。

マツボックリや木の枝を使っておみやげを作ったり。

コーヒーを飲みながら、ゆーっくり、まーったり、過ごしたり。

-などなど、できます。

「アカエゾマツの森」ガイドウォークもやってますヨ!

(KEI)