ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

ヤークトティーガー(P)製作①

2008-09-25 20:55:27 | WWⅡ 戦車模型 制作過程

このキットはとにかく離型剤がひどく、作ってる間にも手がベタベタしてきます。が、気ばかり先走ってしまって・・・

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(P)といえばサスペンション。早くカタチにしたくて、足回りから製作開始。

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(P)はいわゆるホルストマン式のサスで、整備性は高いと思いますが、取り付け部と転輪の数が75tの重量には耐えられないと考えられます。

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キットでは、装甲板の荒れが表現されています。

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重量に不釣り合いなしょぼい足回りだということが分かります。これでは上下動がひどかったのも容易に想像がつきます。

キットのヒケ・段差等をパテ埋めしていきます。コーティングのためのケガキ線を入れています。

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ここまできて、離型剤のあまりのヒドサで後の作業に不安を感じ、思い切って洗浄することにしました。

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ガンコな油汚れにはマジックリン!パーツ全部に吹きつけます。

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このまま5~10分放置し、離型剤が分解されるのを待ちます。

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パーツを流してしまわないように・・・

015 温水シャワーで洗浄後、新聞紙の上にパーツを置き、自然乾燥。

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ドラゴンのヤークトティーガー(P)製作開始

2008-09-25 20:26:58 | WWⅡ 戦車模型 制作過程

製作予定として、パンターF、パンターA、ヤークトティーガー(P)の3つがあり、結局ヤークトティーガー(P)にする事にしました。ご存じの方もおられると思いますが、この重駆逐戦車にはサスペンション(走行装置)のタイプにより、ヘンシェル型(H)・ポルシェ型(P)の2種が存在します。実用試験の結果、ヘンシェル型の走行装置はバネ特性図の波形帯が均一に進行(つまり安定した走行が出来る)しているのに対し、ポルシェ型の走行装置では受け入れ難い程の不快な上下動(ピッチング)が発生し、それが問題とされ結果としてヘンシェル型の採用となりました。車体を製造しているアイゼンヴェルケ・オベルドナウ社は1944年9月までに、この不採用となったポルシェ式走行装置を装着したヤークトティーガーを10両製作しており、一部は実戦に参加されたと言われています。

昔からプラモデルの世界では、正式採用となったヘンシェル型のヤークトティーガーしか発売されていませんでしたが(ケーニクスティーガーとシャーシを共用出来るというメリットがあったからですが)、90年代にドラゴン社からついにポルシェ式走行装置を装着したヤークトティーガーが発売されました。

以前私もドラゴンのヘンシェル型を2つ製作したことがありましたが、ツィンメリット・コーティングが施されたりして、模型としての見せ場もあるポルシェ型を一度作りたいと思っていました。しかしその後、模型制作にある意味燃え尽き(?)、長い戦車模型休眠時代へと突入してしまったのです。

今ある技術で、気合を入れて製作していきたいと思います。

016 ドラゴンのヤークトティーガー(P)。今回はザ・ショウモデリングのエッチングパーツと、ファインモールドのアルミ砲身を使用します。

018 キットにもエッチングが標準装備されていますが・・・

019_2 欠かせない参考資料、大日本絵画の「重駆逐戦車」。定価4000円なり。

020 この本には興味深い記述が多く、読み物としても大変素晴らしいものとなっています。

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貴重な写真も多数あります。(P)はドュンケルゲルプ単色が多く、迷彩塗装が施された車両はごく少数だった様です。

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