風箱の徒然ブログ

旅の思い出話から、木工、日常の徒然を気ままに

沖縄らしい風景

2008-03-07 10:28:00 | 1996~97原付日本一周沖縄編
翌朝、ふたたび那覇市街に入り、コインランドリーで洗濯。

嘉手納や普天間の近くにも行った。

この近辺になると、米軍のトラックやバカデカイ4WD車がたくさん走っている。
基地前の道路には、軍放出品の店(サープラスショップ)が幾つもあった。
興味はあったが、今の自分には金がないので、店には入らなかった。

サトウキビ畑では、農家のおやじが、迷彩ズボンや帽子を着けて土いじりしている姿が見られた。
一つ発見だったのは、パイナップルがどう育っているのか見れた事。


これを見るまでは、自分はパイナップルは木になるのかな?と思っていた。


さてさて、これからどうするか・・・
格安民宿に入るか、またテントを張るか・・・。
フェリーの関係で、この日はどっちみち沖縄からは出られない。


しかし、沖縄と言う所は、日本本土とは明らかに何か違う。
人の顔つきでいえば、まゆが太く、彫りが深い、肌のいろが濃い。
みんながみんなそうではないが、そういう人が多かった。

1996年当時の話しだが、自動販売機のジュース類は100円だった。

文化の違いを最も強く感じたのは、墓の形だろう。
亀甲墓や、家型の墓がほとんどで、しかも巨大だ。
本土の墓しか見た事のない自分には、ちょっとうらやましいと感じてしまった。

もう一つ特徴的なのは、家のデザイン。
高い塀に囲まれ、軒を低くおさえてある。
瓦を漆喰でガッチリ固めた家がたくさんあった。
これは台風対策による、知恵なのだろう。

屋根には、ユーモラスな顔をしたシーサが、口をカッと開けて家を守っている。






瓦屋根の家ばかりでなく、コンクリート作りの家も、本土とは違った雰囲気。
ブロック塀を使った格子模様をよく見た。


那覇市は立派な都会だ。

ビルが立ち並び、交通量も多い。
しかし、自分はあまりゴミゴミした所は好きでない。
郊外の静かな雰囲気の方が好きである。

15:00開南本通りの海邦銀行の2階にある銭湯、「旭湯」にてやっとフロにありついた。

NHKラジオの「列島リレーニュース」を聞いていると、本州辺りはかなり冷え込んできたようで、こりゃ山陰はやばいかな?と。
いずれにせよ、決断しなければならない日が近づいてきた。

長崎か福岡まで走ったら山陰を走るかやめるか決めようと思っていた。

最後の宿泊は大度という所でテントを張る。
4~8月にはカメが産卵にやってくるという、きれいな砂浜だ。
また、ここはジョン万次郎上陸の地でもある。


明日はいよいよ沖縄ともお別れだ。
行きと同じ船、「えめらるどおきなわ」に乗る事になりそうだ。