中坊が、友達と蒲郡の方へ遊びに行きました。
自ら6時半に起き、準備を始めた中坊。
学校に行くときはなかなか起きないんですけどねー。
まぁ、楽しい事が待っている時はそんなもんですけど。
友達との遊び方は、当然ですが年々変わってきてます。
手っ取り早く遊べたのはゲームセンター。
そこからボウリングに行くようになりましたが、そのボウリングの前後にゲームセンターで遊ぶのが恒例でした。
でも、ゲームセンターって出費がねー…。
少ないお小遣いとテストの結果などでもらえる臨時収入をやりくりしていましたが、遊びに行く回数が増えたり、或いは金銭的に我慢したり…という事が増えてきたので、
「ゲーセンをやめてカラオケにしたら? その方が時間は潰せるし、お金はゲーセンより安く済むよー」
──と言ったのはいつだったか。
最初はみんなでボウリングに行った時に、1人で試しにカラオケに行ってみようと思ってたみたいなんですが、それを友達に言ったら「オレも行くー」と、結局7人全員が初カラオケに行ったようです。
そうしたら…。
それがまぁ、楽しかったようで…そこからカラオケにハマりました。
事あるごとに、「カラオケ行ってくる」「あー、カラオケ行きたい―」と禁断症状まで出てくる(笑)
友達と遊ぶことも増え、夏休み前は友達に誘われたから…と熱田の祭りで花火を見に行きたいと言ってきました。
花火と言えば夜。
帰ってくるのは21時とかになるわけで…。
高校ならまだしも、中学生がそれはない、と許可しませんでした。
当然ですが、「なんでダメなんだ」という反論が止まりません。
昔は「ダメなものはダメ!」と納得できる理由もなく却下されたことが多々あります。
正直、私はそれがすごくストレスでした。
納得できる理由を言われるならまだしも、「とにかく、ダメなものはダメ!」と言われて「分かった」と言えるわけがありません。
でもそこで〝こっそり出かける〟事ができる性格でもないので、腹が立ちながらも親の言う事を守っていたんですけどね。
まぁ、だからこそ〝絶対、一人暮らししてやる!〟と親離れの気持ちが出てきたのかもしれませんが…。
さて、そういう子供の頃に感じた事は、親になって生かさなければ…と思っています。
親を見ていて、色々と反面教師にしてきたことはありますが、今回のそれも「ダメなものはダメ!」という言葉で終わらせたくありません。
何かあっても責任は自分じゃなく〝親〟になる事、補導される事もある事、翌日が学校である事、ニュースで「中学校の子供が21時ごろに遊んでいてひったくりにあった、暴行を受けた」となっても、中学生の子供だけ外に遊びに行かせる親もどうなのか、と普通は言われる…などなど、色んな理由を説明しましたが、中坊はいまいち納得しません。
そこで最後に取引をしました。いわゆる、飴と鞭です。
「熱田の祭りは、熱田の人のための祭りだ。熱田祭りは熱田区民が楽しめばいい。他区の中坊がわざわざ夜に出かけんでもいい。我が区にも祭りはあるんだから、そっちに行け。そこなら地元だし花火を見に行くのも許可するよ」
──と言ったら、
「やった」
──とすんなり納得しました。
後々聞けば、熱田祭りを誘ってきた子は子供同士で夜にくら寿司に行ったりする子のようで、しかもそんなに仲良くはない…という事でした。
正直、中学の子供同士で昼食を一緒に食べに行くならまだしも、夕食を食べに行くのが〝普通〟だと思っている子との付き合いはあまりしてほしくありません。
長嶋スパーランドにも誘われたみたいですが、中坊は「お金がない」と言って断ったそうですが、それ以上に断るのは「ジェットコースターが苦手」という現実(笑)
「そいういう子と付き合っちゃいかん」とまでは言わないですが、「そういう事が〝普通〟だと思っている子と付き合うと、とにかくお金がかかるし、これからも色々と誘われるようになるから、あまり付き合って欲しくはないな」と言う事は伝えました。
まぁ、それ以前に「別にそこまで仲良くないしな」というのが中坊の本音だったので、流されることはないかな…とは思いますが…。
さぁ、そんなこんなで友達同士で遊ぶことが増えた中坊ですが、今回の蒲郡行きは誰が言い出したのか…という話を聞きました。
すると…。
中坊 「オレが〝どっか、遠くへ行きたい〟って言った」
──との事。
〝どっか、遠くへ行きたい!?〟
おいおい…あんた、病んでんの…?
思わず突っ込みましたよ(笑)
まぁ、結局のところ家族で遠くへ行く事がないのでそういう言い方になったみたいですけどね。
そこから友達が神社に行きたいと言い、色々と話し合った結果、蒲郡になったようです。
時々、ほんと突っ込みたくなる言葉を吐く中坊です…