政府は台湾有事を念頭に、海上保安庁は来年度から巡視船で南西諸島の住民を避難させる場合などの運用について、調査を行う方針を固めた。と報道がありました。
運用の工夫により巡視船による輸送能力の向上を目指し。有事の国民保護体制の強化を図ることを目的とします。
武力攻撃事態では大量輸送が可能な巡視船を活用するとし、住民や緊急物資の輸送能力・離島の住民の避難経路について調査研究を行う。としています。
乗船可能人員は海域や輸送時間に左右されるほか、収容方法にもよるため、船室の改造も含めた輸送力向上の取り組みを行い、非難する住民用の救命具などの備蓄品の購入もすすめる。 とのことです。
(参考 の画像の船は写真は海上保安庁 ヘリコプター1機搭載型巡視船あさづき PLH-35 第十一管区海上保安本部石垣海上保安部 総トン数 約6,500トン れいめい型巡視船の3番船)
私見ですが人員輸送だと海上自衛隊の輸送艦を思い浮かべますが、おおすみ型輸送艦(↑写真 おおすみ型輸送艦)は3隻しか配備されておらず、点検整備などで運用できない時期もありますから絶対数が不足しているのです
アメリカ海軍のように↑のような高速輸送艦を多数有している国とは比較できませんが・・
海上自衛隊の輸送艦・補給艦は3隻/5隻しか建造・配備されていません。
このような状態から海上保安庁の巡視船を住民避難に運用するというのは現実的な選択なのかも知れません。