連れて帰ってきた

先週土曜日は義理の両親の初盆の法要だった。法要自体やっていいものかどうか心配になり、住職に確認したところ問題ないのでいらしてくださいと。よって予定通り。

 

 

法要後に主人が義兄に確認したところ、彼はやはり位牌を誰も住んでいない実家の仏壇に置いて帰るつもりだった。事前に二人で相談して決めてあった通り、位牌はあたしたちが引き取ることにした。マロのお骨の隣だけど、お花と毎日の線香は欠かさないので喜んでもらえるだろうし、あたしたちも安心だから。

 

法要後は花巻温泉に泊まって、翌日遠野にドライブした。レンタカーで二人だけの移動で訪問先は屋外だけだから、少なくとも他人を感染させることはないかなと思う。そんな心配というか言い訳を考えなきゃいけない時代、早く過去のものにしたい。

 

遠野ふるさと村は、見たことないのに何故だか懐かしい風景を再現した場所で、広い敷地内には南部曲がり屋というこのあたりの豪農の典型的な家屋がいくつも移設され、散策しながら遠野の自然を楽しめる場所だった。そんな場所だからか、NHKの大河ドラマなどのロケーションとしても活躍しているらしかった。

 

料金を支払い受付のおばさんに「いってらっしゃ〜い」と送り出された。

 

村の入り口の門

 

立派な茅葺き屋根の曲がり屋

 

建物の左側は家畜の居場所、白馬が一心不乱にお食事中

 

水車小屋もあり

 

稲穂が徐々に垂れてきてた

 

栗がなってるのをみて、あ！主人の実家の栗を確認するの忘れた〜と思い出した

 

時々小雨ぱらつく緑の美しい夏の里山の風景は、あたしがいだく「東北＝厳冬との戦い」というイメージが覆える豊かさを感じさせた。だから比較的限られた地域の中に、たくさんの民話が伝えられ、宮沢賢治のような文化人が育ち、古くは平泉文化が生まれたのかなぁと勝手に想像した。

 

カッパの淵にも行ってみた

 

近所の伝承園ではきゅうりが無料配布されてた（笑）

 

かっぱの淵やこの伝承園では、「この先立ち入り禁止」の代わりに「この先にはかっぱさんはいないようです」と書いた札が下げてあった。優しいね。

 

畑に植わってるホップを見たのは初めて

 

キリンが遠野産ホップを100％購入しているらしく、ビールの里として遠野ビアツーリズムや遠野ホップ収穫祭なども一緒にやって、ビールによるまちづくりをしてるという看板が立ってた。

 

義母が単身赴任していた、多分遠野からはそんなに遠くない（道路標識でしか認識してないけど、早池峰山という山のあっちとこっち、みたいな関係だと思う）大迫（おおはさま）というところは、ワインの里で先月きたときに車窓に葡萄畑が広がってた。岩手県南部よ、一体どれだけアルコール好きなんだ〜

 

というわけで、我が家の短い夏休みは以上でござる。若冲に呼ばれて1-3を含め、長らくのおつき合いに深謝。