紫禁城

帰国したけど北京の話をば。

月曜日11日の午後、突然時間が空いたので、ホテルの車を3時間ほどチャーターして故宮博物院に行った。天気に恵まれ暑いくらいの平日の午後、にもかかわらず中国人観光客がたくさんいて驚いた。旗を持ったツアーコンダクタを先頭に動く団体あり、若いカップルあり、女性同士の組み合わせあり、観光客を見ているだけでも面白い。

さて、故宮博物院。時間があるので行けるとわかってから、慌ててall aboutで下調べ。中国でもインターネットは問題なくアクセスできた。ただ、現地の人によると、日本の新聞をネットで読もうとするとかなり遅いらしい、検閲してるんだとか。一説では地下室に何万人もの検閲担当者が詰めているとか（笑）。作り話であったとしても、なんとなく「そうなんですねぇ～」とうなずいてしまう、我が国とは事情が異なる国である。

台北の故宮博物院との大きな違いは、普通の「博物館」にとっての収蔵品の太宗を占めるのが、これらの建物であるってこと。価値の高いものは台北にごっそり持って行かれたとはいえ、この残った建物群も、きれいに左右対称で観賞価値多し。all aboutで走獣という屋根の置物が、その建物の等級を表すとあり、それを見るだけでも面白かった。もちろんちゃんと調べて行けば、そこここに隠されたメッセージや想いが解けてもっと楽しめたのかもしれない。今回は残念ながら「時間が空いた、どっか行きたい、とりあえず車押さえねば」でドタバタし、全く背景知識ナシで出かけてしまった。

魔よけの走獣
沖縄のシーサーはこの影響かしらん

あまりに事前知識がないので音声ガイドを借りた
中国語直訳日本語が笑えた

この巨大な一枚岩、道に氷を撒いて凍らせその上を滑らせて運んだという
　権力の象徴ってすごいよなぁ

あまりに暑かったので、1時間も歩いたらへとへとになった。1時間半後に迎えに来るといわれてわかれたドライバーさんに電話して「出口に居るから迎えに来て」と頼み、ホテルに帰る途上で、北京の銀座通り王府井（ワンフーチン）に寄ってもらう。

降りてしばらく歩いてみた
銀座四丁目に相当する交差点には、ロッテデパート（笑）

外国のチェーン店多し

　郵便ポストと、商業ビル内の飲食店案内


3時間の観光だったけど、台北で2度ほど行った故宮博物院の「本家」を見ることができて満足。またまた役得をエンジョイしてしまったkebaであった。