kebaneco日記

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迎春準備佳境に入るの巻き 第一巻

2005年12月28日 | 折々の話題
いろいろと考えて、おせち料理のうち、三の重だけは手作りにすることにした。出来合いの煮物は大抵の場合我が家にはちょっと甘すぎるので。黒豆も水戻しが不要なドライパックの缶詰を手に入れたので、こちらも自分で煮ようと思う。和可奈の大将に教わった煮物のコツの出番だ。「みりんデビュー」だよ~ん。

写真の本、小林カツ代さんの「やさしいおせち」は10年来の愛用品。文庫本の1.5倍くらいの大きさで、ページ数も100枚に満たない小さな本。伝統にこだわらず今風にお正月をお祝いする食べ物としてのおせち、正統派ではないけれど、伝統から外れすぎてもいない、家庭で無理せず無駄なく作れるレシピを紹介しているので、「等身大のおせち作るのお助けします本」なの。

「無理せず」は、たとえばお煮しめならば、いっしょくた煮バージョンと別々煮バージョンがそれぞれ紹介してある。なますも2色なますと5色なますが掲載されている。

「無駄なく」は、一例は「宝袋」という一品。煮物で余った野菜(人参の面取りした部分とか、銀杏とか)とお肉を煮て、等分して、お揚げさんに入れて更に煮る料理。中途半端に余って冷蔵庫の隅で変わり果てた姿で発見されないよう、あまり野菜の救済策になる。同様に「根菜のラタトュユ」も、野菜室一掃メニュー。トマトの水煮缶の代わりに、ホワイトソースの素を使えばクリームシチュー風にだって出来る。

という愛用本を片手に、昨晩ゴソゴソと「買い物リスト」を作成した。

今日からは、そのリストに従って、メニューごとに材料を調達する作業開始。早速今日は、仕事の帰りに岩崎フルーツでお煮しめ材料をゲット。ちなみに私はお正月の人参は金時人参以外に考えられない。実家の母が作るおせち料理の常連メンバーだったから。

「今日は煮しめ材料行きます。え~とね、金時人参と~」といい終わるや否や、奥さんは店の奥に飛び込んで行き、「あ”~よかった、あった~。も~、これが最後だったわよぉ~」と人参片手に戻ってきた。セーフやわ(笑)。さらに「里芋、レンコン、シイタケ、絹さや」でまた「絹さや?目が飛び出るほど高いわよ、鞘インゲンにしたら?」。どの程度高いのかわかんないけど、彼女のいうことに従って外れたことないので「んじゃ、それで」。それにしても、欲のない店(笑)

他のお客さんを接客していたおじさんが手すきになって「今年は、鳥インフルエンザで中国からの輸入野菜をストップしたのと、こないだからの大雪で、国内産野菜が高騰しちゃってね~」「そうなのよぉ、絹さやなんて100グラム千円よぉ、せ・ん・え・ん!」と奥さんがフォロー。「千円って、肉より高いじゃないですかぁ!うちなんか肉だってそんな高いの食べたことないよぉ」とkeba。で、みんなで「そ~だよねぇ~」と合唱。凄いな~、そんな絹さや、一体誰が買うのかしらん。やっぱり100万円の元手で50億円にしちゃったような人かな?

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