そういわれても・・・

主人がネコ好きの友人から「キウィフルーツってマタタビ科だから、ネコが好きかもしれません」と教わったという。早速「写真を撮ってその友人に見せてあげよう」とマロで実験。で、即終了（苦笑）。マロさんにはマタタビと同類とは思えなかったようで、いくら主人が「ほらほら、これこれ」と注意を引こうとしても、全く興味を示してくれない。それどころか、キウィを前に大あくび。「これをマタタビって言われても・・・」ってことでしょうか。あたしはおかげで良い写真が撮れました、ラッキー。

そういわれても・・・といえば、安保法制関連法案。日本が戦争に巻き込まれるリスクを増やさないだの、自衛隊は危なくなったらさっさと撤退できるだの、ありえないことを平気で口にする大臣閣下、そんなに安全なのならあなたたちが先陣を切って前線に行くという条文を追加しておくれ。今までやらなかったことをやろうってんだからリスクが変わらないわけないのに、リスクは増えませんと強弁し、質問には一般論でしか答えず、野党側には「早く質問しろよ」などという態度。（政府が言うところの）人道援助するっていっただけで、人質２名殺された事実をお忘れか？こっちがリスクどうなると思うかが問題なのではなく、こっちがとる行動を相手がどう思うかがリスクを高くしたり低くしたりするのに。ったく家業を継いだだけの世襲議員の皆さんは、自分が世界の中心であるかのような傲慢ぶり。日本の国の有り様や憲法を変えるに等しい、国際社会の中で日本の立ち位置が大きく変わるようなことを、いくら関連性が高いからといっても、11もの法案を十把一絡げにして審議しようとしてることも含めて欺瞞。全くもって「そういわれても・・・」の、困っちゃう世界。

一国平和主義で日本だけ何もしないことはゆるされない、だからこの法案で日本を国際社会に貢献する国にするという議論ほど危ないものはないと思う。平和貢献の道具として、武力しか意味をなさないと思ってるってこっちゃ。本当にそうなのか疑いもせず、それ自体が憲法の精神と正面衝突してないか考えもせず。紛争が起こった時にどちらかに加担して争いに加わるのではなく、「まぁまぁ」って仲裁役に回るのが日本が果たすべき役割だというのが憲法の精神だし、そのほうが実際問題として世界平和に大きく貢献すると思うのだけど。そういう根本的な議論をないがしろにして、重箱の隅を突っつくような議論しかしないし、不都合なことは一切口を割らないぞ的（だから中谷防衛大臣の更迭すらも囁かれる）態度で夏までにブルドーザーのように法案を通そうとする。しかも彼らの頭の中にある国際社会ってアメリカのことで、それ以外の国のことは全く念頭にないとしか思えない。

自衛隊どころか国民までもを今までより高いリスクにさらす上、そもそも違憲な法律を11本もまとめて通してアメリカに貢ごうとしてるなんて、いったいどこまで属国主義。いったい国会議員ってなにもの？国会ってなんのためのもの？