チーズの行商

仕事が終わって「ありがとうございました」とクライアントにご挨拶して帰宅しようとしたら、「ちょっと待ってて・・・」と、オランダ人の主催者がとりだした黄色い物体。「三人で分けてください」って手渡された。カーリングのストーンではありません（笑)。

先輩が代表して受け取ったのだけど、私以外は関西在住。今回のセミナーは一日あけて大阪と東京で開催されたため、大阪のセッションを担当した在阪の同業者がクライアントと一緒に上京していたのだった。

会場を後にするや否や、くるりとあたしのほうに向き直って先輩がひとこと。「あたしたちこれから道中長いから、あなたおうちが近いんだから、三人を代表してもらって頂戴」。ウッともゲッとも判別できない音を発するあたしにお構いなく、その物体をあたしに手渡す冷徹な(笑)先輩。そっそんな、近いったって徒歩圏内じゃないんですけどぉ～。それに、おっ重いんですけど～～。って言ったけど、距離でも人数でも負けてしもうた。

でも「ボクの妹夫婦が作ったチーズなんだぁ～」って嬉しそうに渡されたので、チーズ大好きなあたし、気を持ち直して食い意地だけで必死になって持ち帰った。重かったっす、マジで。で、帰宅してまずやったことといえば・・・

計測です。2.9キロもある、ほぼケバと同じくらいじゃないか、そりゃ大変だ（なにがやねん？）。いままでkebaneco一族が手にした最大級のチーズはあたしが出張のお土産としてスキポール空港で買ったトリュフ入りゴーダチーズだったけど、それをゆうに越えるサイズだ。記録更新やね。
次にやったのは・・・

切り分け作業っす。黄色いワックスに包まれたチーズは柔かい感触。美味しそう～～。切れ端を口に入れつつ、とりあえず半分に切って、片側を二等分、もう一方を三等分して、全部で５つに分けた。乾燥させてはだめだからラップに包んで、とりあえず冷蔵庫に保管。それから、まず腹ごしらえ

昨晩作った蕪と新玉ねぎと大麦のスープ、一日置いたら大麦がスープを吸ってリゾットのようになっていた。ちょうどいいのでチーズを大きめに切り投入した。おろしてもよかったけど、それはまた後日。今日は食感も含めて味わおうと。チーズ自体の塩は薄い、おいしいではないか。大麦リゾットは塩と胡椒だけで十分美味しい。今日から主人が出張だったので、昨晩多めに作っておいた作戦大正解、ラッキー。

スープに大麦を入れるのが、ここんとこマイブームのあたし。麦ご飯用に小分けになったビタミンB１強化大麦を一袋投入するだけで、もっちりとした食感のあるスープができる。寒い季節のスープって感じがして、それでいてポタージュのように重たくなくて好き。昨日と同じ味ではつまんないので、今日はどうしようかな？と思っていたところでもあり、ちょうどよかった。

そして、チーズ食べそうな知り合いにメールして、引き取り手を募集している。とりあえずひとり確保じゃ。お向かいさんにも少しおすそ分けしようかな？明日はチーズ行商人として都内をウロウロします（笑)