kebaneco日記

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それぞれの責任

2006年12月11日 | 旅行記&その他
食い意地の張ったマロさんは酒蔵番です。禁酒の月曜日ルール破ってるのだぁ~れぇ~だ~??って
猫背のケバさんストーブ番です。趣味と実益兼ねてます、ちゃっかりしてるのよ~ん

先日来硫黄島の番組に関して貴重なご意見を頂いた。制作側はあれを「細かいところまで見てますね」で済ませてはならないと思う。その一方で、取材側は実際に使ったフィルムの何十倍何百倍もの時間の撮影をしてるはず、その膨大な画像から涙を呑んで取材ディレクターが編集したものを、番組プロデューサーが全体のバランスやそれ以外のいろんなことを勘案して更に切り刻んでいったんだろうな~とも思う。あるいみ妥協の産物であり、取材した人間の「きもち」がどのくらい番組に形として残されたかは疑問。

それってたとえば映画が原作と比べられて批判されるのと、どこか似ているのではないだろうか?テレビ番組の場合は決められた時間に納めるという意味では映画よりももっと厳しい制約があるはず。おのずと視聴者の注意を散漫にさせないために切り捨てられる「大切なディテール」というものが存在しても不思議はない。

でも一日は24時間しかないのだし、番組編成が今後大きく変る余地ってなさそうだ。そうだとすると「メディアリテラシー」を高めることは視聴者の責任ではないか?という気がする。テレビ番組のもつ長所や短所をわかった上で提供される情報を利用する、番組の中の情報に「?」と思ったらそのままにしないとか。だからといって制作側に某前首相のように「自己責任ですから」と開き直られても困るんだけどさ。だって各局に割り振られた地上波チャンネルって新規参入のチャンスはないんでしょ?競争あるようでないわけじゃん?そんな甘っちょろい事業環境で仕事をしている人たちに安穏とされては困るのじゃ。

テレビって一見ひとつひとつの番組で完結してるように見えるけど、そうではない。テレビで放送されればなんかハクがついたように考えられちゃうかもしれないけど、決してそんなはずはないって。テレビが垂れ流すアホな番組に浸かってないで、ちょっと距離を置く、そのくらいはいい大人なんだからやりましょ~よね、常々思っているkebaです。

そうじゃない限り「視聴者が望む番組を作っています=視聴者がバカだからバカな番組つくってんです~~」というテレビ局側の言い訳を彼らから奪うことはできないのだから。

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