昨日12月1日、香港から羽田まで全日空で帰ってきた。搭乗のときに頂いたシール。昨日が創立60周年記念日なのだそうだ。日本ヘリコプター輸送株式会社という名前で創立された会社だから、全日空は便名がNHで始まるのだとか。だからこのわんこの耳がヘリコプターのプロペラみたいなんだね。
航空業界は、そもそも日本のパイロットが日本の空を飛べなかった占領時代から今に至るまで、荒波にもまれた60年だったに違いない。最近数十年をとっても、オイルショックも同時多発テロも金融危機も日中関係も円高も、航空需要に大きな影響を及ぼすイベントはすべて航空会社のコントロールの及ばないところから降って湧いた。日本政府の肩入れのある日本航空と同じマーケットで競争する完全民間会社の全日空には、時代の荒波の高さはひとしおだったに違いない。
破たんを政府支援で乗り切った日本航空が、法人所得税支払い免除を背景に、資産の加速償却でさらに体力を強化しようとしている今、全日空の民間企業としての矜持が試されるといってもいい、そのタイミングで60周年記念というのは、社員にとっては大きなイベントなんだろうなと思った。
そして、政府も羽田の国内線発着枠を過去5年間の貢献を点数化して傾斜配分することを決定した。破たん処理が終わって上場企業になってからも納税免除という政府支援を得ているうえに、破たんを言い訳に不採算の国内路線をばっさばっさと切ってきた日本航空に、国内新規路線を開拓し続ける全日空と同じ発着枠はないだろ~と思っていた、普通の納税者のkebaとしてはちょっと溜飲を下げた。これが単なる還暦のちゃんちゃんこじゃなくて、今後の空港発着枠配分の決定基準として定着し、税金で作った空港の利用権益をその貢献に応じて配分するという、至極当り前で公平な形で配分するルールが未来永劫適応され、納税者である消費者の「投資回収」「投資利益」が担保されることを望んでいる。
「原点に立ち戻る」って今までの道のりやこれからの道筋を静かに考えることが、日本が変わりそうなまさに今、いつも以上に大切なことだよなぁと改めて考えさせてくれる、このシールでありました。
航空業界は、そもそも日本のパイロットが日本の空を飛べなかった占領時代から今に至るまで、荒波にもまれた60年だったに違いない。最近数十年をとっても、オイルショックも同時多発テロも金融危機も日中関係も円高も、航空需要に大きな影響を及ぼすイベントはすべて航空会社のコントロールの及ばないところから降って湧いた。日本政府の肩入れのある日本航空と同じマーケットで競争する完全民間会社の全日空には、時代の荒波の高さはひとしおだったに違いない。
破たんを政府支援で乗り切った日本航空が、法人所得税支払い免除を背景に、資産の加速償却でさらに体力を強化しようとしている今、全日空の民間企業としての矜持が試されるといってもいい、そのタイミングで60周年記念というのは、社員にとっては大きなイベントなんだろうなと思った。
そして、政府も羽田の国内線発着枠を過去5年間の貢献を点数化して傾斜配分することを決定した。破たん処理が終わって上場企業になってからも納税免除という政府支援を得ているうえに、破たんを言い訳に不採算の国内路線をばっさばっさと切ってきた日本航空に、国内新規路線を開拓し続ける全日空と同じ発着枠はないだろ~と思っていた、普通の納税者のkebaとしてはちょっと溜飲を下げた。これが単なる還暦のちゃんちゃんこじゃなくて、今後の空港発着枠配分の決定基準として定着し、税金で作った空港の利用権益をその貢献に応じて配分するという、至極当り前で公平な形で配分するルールが未来永劫適応され、納税者である消費者の「投資回収」「投資利益」が担保されることを望んでいる。
「原点に立ち戻る」って今までの道のりやこれからの道筋を静かに考えることが、日本が変わりそうなまさに今、いつも以上に大切なことだよなぁと改めて考えさせてくれる、このシールでありました。
と思ってしまいましたわヾ( ̄o ̄;)オイオイ
そういうことなんですね(^^ゞ
歳はくってるくせにいろんなこと無知な私はkebaさんのこういう記事が勉強にになります。
kebaさんの文章、わかりやすいしね。
ありがとうございます<(_"_)>
でも、誕生日とか結婚何周年とか還暦とか、
節目節目を上手く利用してきた
先達の知恵を「達人よのぅ」と思えるようになりましたです