両親と住んでた時には最寄り駅だった恵比寿、ほとんど来る機会がない。仕事で来ることはあっても、最近は明治通り側に出ることは皆無。今日はその明治通りを渡るので、懐かしくて歩道橋の上からパチリ。
日赤医療センター方面へ坂を登り、山種美術館へ。この坂は父が糖尿病性の疾患で入院してた時によく通った。父はその時の処置がいたく気に入って、どこに引っ越しても日赤のお世話になっていた。母曰く「ブランド志向の人なのよ」。あたしに言わせれば似たもの夫婦なんだけどさ(笑)。という思い出話はさておき、今年2度目の福田平八郎。春に大阪で見た時にはなかった作品が多く、今年は平八郎の没後50年という節目に相応しい鑑賞機会に恵まれた。
この桜は奥村土牛 醍醐の桜 だそう
奥村土牛《醍醐》の桜
この木は、豊臣秀吉が1598年に「醍醐の花見」をしたことで知られる京都・総本山醍醐寺の「太閤しだれ桜」を組織培養で増殖した桜です。原木は齢約170年といわれ、山種美術館と縁の深い日本画家・奥村土牛が代表作く醍醐>に描いたことから「土牛の桜」ともよばれています。
住友林業株式会社は、このしだれ桜の後継増殖に取り組み、2000年に成功しました。山種美術館開館55周年を記念し、醍醐寺よりお墨付きをいただいたく醍醐>ゆかりの桜をここに植掛します。
とあった。ちなみに醍醐寺は
12/6までで開催されていたのはこちら。平八郎が影響を受けた古典としての琳派に着目。俵屋宗達や坂井抱一、鈴木其一などの作品もたくさん展示されいた。大好きな鈴木其一の作品も観られてラッキー、いわゆる一つの一粒で二度美味しいって状況(笑)。山種美術館って、福田平八郎の作品を多く所有しているのね〜と驚いた。
唯一写真オッケーだったのはこちら、彩秋。昭和18年第8回京都市美術展に出展された平八郎51歳の時の作品、山種の所蔵。
昨日までの3日間、かなり理不尽な目にあって、昨日の夜はもう精魂尽き果てたって感じだった。今日はたまたま歯科医の紹介状を持って大学病院の口腔外科に行かねばならず、とはいえ予約ができないので朝早く行って番号札をもらう、そのために仕事を入れていなかった。
予約を入れていないので、予定変更は可能。こんなに疲れた状態で口を開けてじっとしてるのは無理、と、気になっていた山種美術館で美術展を見ることにしてチケットを買った。たまたま空けてた。たまたま見たい展覧会をやってた。これを強運と言わずして何と呼ぶ?へへへ。
これからもこの強運の泉(個人の感想です)を枯らさぬよう、時々涵養しながら過ごしたいものだ。
福田平八郎×琳派なんて 確かに一粒で二度おいしそう!
理不尽な目にあって心身疲れた時は目にご馳走だわ。
ワタシも今日都心で色々用事があって その中で2時間ぽっかり空いたので雅叙園の百段階段行ってきました。月百姿×百段階段って企画 月岡芳年の作品が中心でしたが良かったわ~
都会ってこういった企画が多々あって求めれば与えられるってのがいいですよね とつくづく思ったわ。
東の松園・西の清方 西は一昨年京都で見ましたので いつか東の松園を見たいと思います。
福田平八郎の絵は 一見私でも描けるんじゃないか❓とバチ当たりな発想をします。
今年の春 大阪中之島美術館で 平八郎没後50年の記念作品展があったみたいですね。
奥村土牛の醍醐の桜ですか 長生きした土牛には娘さんが付き添い 父がしゃべる言葉を
通訳しているドキュメンタリーを ずいぶん昔観ました。
そういう素敵な美術館があちこちにある東京は捨てたもんじゃないな、と思います。
Tsuboneさんもそういうのを活用してらっしゃるんですね。
福田平八郎と琳派、一見真逆のように思えるんだけどな〜と
タイトルを初めて見た時に不思議に思ったので、開催していることを覚えてました。
理不尽なことは、引きずらないのが1番ですからね、時間がもったいないし。
主人に愚痴って(苦笑)、自分を甘やかしてリセットです。
それにしても、まだやっててラッキー
特に、速水御舟、河合玉堂、奥村土牛のコレクションは数量的にもすごいらしいです。
上村松園の作品もたくさん。
ぜひ公開に合わせていらしてください。
平八郎の絵、確かに、シンプルさの中にすごい観察力を感じるものが圧倒的に多いんだけど、
熊谷守一的な(笑)?絵もありますよね。
その大阪で開催された没後50年記念の展覧会は見に行きました。
そちらは大好きな漣と雨を見られて幸せでした。
土牛さん、生前の画像は見たことがないです。
どんなことをおっしゃってたのかなぁ?