味方を売る人

政倫審に完全公開で出席すると突如発表した首相。

派閥に逆風が吹き始めると、それまで慣習に逆らい離脱しないでいたくせに、突然派閥を離脱。次いで、離脱した派閥を解散すると唐突に発表。そして今度は、政倫審に自ら出席しかも完全公開でやるんだと発表、根回しも何もなく与党もびっくりしたらしい。

この人、こうやって平気で味方を売るんだ、だったらさぞかし国民に使うお金なんて勿体無いと感じることだろう。どうして国民が望む政策を何一つやってくれないのか、その理由が納得できちゃった。

この人、裏金という自民党の構造問題を派閥問題とか政倫審の公開云々とか、問題を矮小化するのも上手い。争点を本質から遠いところにずらして保身してるだけなのに、なぜだかメディアは英断などと持ち上げる、まずはね。そして暫くして国民が支持してないってわかると論調を変える。ったく、どいつもこいつも、八百長だよね。

政倫審なんて嘘ついてもなんのお咎めもない。挑発に乗って賢げに反駁して墓穴掘りそうな萩生だ議員とか、ぼけちゃって何言い出すかわかんないに階議員とか以外は、出てきて喋る方が禊できそう、だったら完全公開して選挙前に好感度回復したい、それだけじゃん。枝葉末節に一喜一憂せず、何が問題で何が犯罪行為なのか忘れずに、そのうち来る投票の日を迎えたいものだ。

写真は朝日新聞電子版から拝借ざんす。