いろんな意味で「ガラパゴス」な日本だけど、検索エンジンがグーグルに独占されていない唯一の先進国という、ある意味唯一の「いい意味」でのガラパゴスだった。でも＜これから「悪い意味」での「グローバル化」されそうだ。
一昨日、ヤフー・ジャパンがグーグルとの間でネット検索・ネット広告事業での帝位に合意し公取がお墨付きを与えたと発表した。差別化のために独自のコンテンツを加えるとかなんとか言ってるけれど、それは味付けがちょっと違うものになるだけで、材料が一緒なので基本的に同じものでは？検索エンジンも検索するデータベースも同じであれば、当然利用者が得る検索結果は一緒。ものすごい独占状態で、あたしのネットサーフィンライフがグーグルに支配されるようで嫌だ。ネット広告を出す企業にとってはチョイスが減るわけで、死活問題であろう。当然ネット検索・広告事業を行う競合他社にとっても大変なことになる。だからマイクロソフトが公取の動きを注視している、アメリカでは提携合意後独禁法に抵触するとして実現できなかった、日本でもそうなるはず、などと言っている。今回に限り(笑)MSの意見に賛成。
検索エンジンにはそのエンジン独自のくせや優先順位がある。それが微妙な検索結果の違いになる。だから複数の検索エンジンを使う、それによりさらに幅広い検索結果を得て、ウェブ上に存在する情報をひろく集めることができる。今後検索エンジンの数が１つ減ることで、いくらウェブ上に数多くの有益な情報が存在していてもグーグルの検索エンジン＆データベースに収納されていなければ、発見することすらできなくなるリスクは高まると考えるべきでは？
ユーザーとして「存在する情報に出合えない」リスク、情報発信者（＝企業や団体など）としては「情報発信してもそれを受け取ってもらえない」リスク、が高まるのではないか、と素人としては思うのだけど公正取引委員会はこの提携にOKするのだろうか？
チャートは日経新聞から
一昨日、ヤフー・ジャパンがグーグルとの間でネット検索・ネット広告事業での帝位に合意し公取がお墨付きを与えたと発表した。差別化のために独自のコンテンツを加えるとかなんとか言ってるけれど、それは味付けがちょっと違うものになるだけで、材料が一緒なので基本的に同じものでは？検索エンジンも検索するデータベースも同じであれば、当然利用者が得る検索結果は一緒。ものすごい独占状態で、あたしのネットサーフィンライフがグーグルに支配されるようで嫌だ。ネット広告を出す企業にとってはチョイスが減るわけで、死活問題であろう。当然ネット検索・広告事業を行う競合他社にとっても大変なことになる。だからマイクロソフトが公取の動きを注視している、アメリカでは提携合意後独禁法に抵触するとして実現できなかった、日本でもそうなるはず、などと言っている。今回に限り(笑)MSの意見に賛成。
検索エンジンにはそのエンジン独自のくせや優先順位がある。それが微妙な検索結果の違いになる。だから複数の検索エンジンを使う、それによりさらに幅広い検索結果を得て、ウェブ上に存在する情報をひろく集めることができる。今後検索エンジンの数が１つ減ることで、いくらウェブ上に数多くの有益な情報が存在していてもグーグルの検索エンジン＆データベースに収納されていなければ、発見することすらできなくなるリスクは高まると考えるべきでは？
ユーザーとして「存在する情報に出合えない」リスク、情報発信者（＝企業や団体など）としては「情報発信してもそれを受け取ってもらえない」リスク、が高まるのではないか、と素人としては思うのだけど公正取引委員会はこの提携にOKするのだろうか？
チャートは日経新聞から
パソコンのブラウザーを対象とした従来型の検索技術の進化は行き着くところまで行き着いた。むしろ今後はソーシャルメディアやツイッターのようなリアルタイム情報をどう整理して見せるかといった新たな領域での競争が重要になっている。ヤフーが検索エンジン部分を外部に任せてオークションや知恵袋といった特徴あるサービスに注力すると判断したことは自然なことだろう。
検索市場を一社が独占してしまうことはリスクがあるが、それほど問題視すべきものでもない。次世代の検索技術は「答えが知りたい」というユーザーの欲求に応えるものになるはずで、いまの検索とはずいぶん違ったかたちになるからだ。日本でも、現実空間でのユーザーの行動を予測して最適な情報を送り届ける技術や、日本語の特性に合わせた意味解析など独自の技術が育っており、実用化に期待している。