赤からオレンジへ

昨日あたしの仕事の相棒を引退させた。

この手帳が引退するときは、あたしも引退する時と思ってたけど、流石にあと10年くらいは仕事したいなぁということで、相棒には早期引退を勧告した。初代は赤いカーフ。この色はもう作っていないらしい。すごく好きな赤なんだけど、残念。しかも最近は赤いカバーが出ていないという。

銀座のお店で色々と出してもらい、素材も何種類かあり、渋い色も奇抜な色もあった中、最後まで迷ったのは2種類のオレンジのカバー。一つは牛皮で硬め、色もほんのりピンクがかったオレンジ。お店の人はこれは丈夫ですよという。でもあたしは甘い印象のオレンジ色になじめなかったのと、今まで愛用してきたカーフに手触りが近い山羊皮のほうがいいなと思った。毎日何度も手にするものだから、手触りは重要な要素。比較的即決に近い形で、写真のカバーにした。こっちのオレンジの方がザ・オレンジって感じで潔い印象。


きっかけは前の晩主人に言われた「すごいことになってるね、それ」の一言。改めて見ると・・・

確かに、壮絶なものがある。思い入れのない人が見たら、みすぼらしさに驚くかも、状態（苦笑）。レフィルを買い替えた時にはそんな風には思わなかったんだけどな〜。

一度修理に出してステッチをやり直してもらったんだけど、一番負荷がかかる場所がすり減ってきた。流石にこれでは・・・。まだ2月だけど今年の予定をたくさん書き込んでるし、まだ2月なので今年のレフィルを無駄にするのはどうだろう、それにこのレフィルのデザインが一番使い慣れてるってことで、初のeTaxも終わったことだし・・・、でやっぱり仲の良くないあのお店（笑）に主人と出かけて買い換えた。

そのまま捨てるのは忍びない。何かに使えないかと迷った挙句、そのままでは使い道がないので、当初の色が残っているあたりを切って、足型の型押しで穴を開けて、栞にしてみた。３つ分とれたので、一つは主人に献上することにした。

新しい手帳カバーになっちゃったし、しばらくは仕事に励まねばなるまい（苦笑）。