kebaneco日記

日々の出来事、考えたこと、行った場所、見たもの、なんかを記録してます

どこの首相なんざんしょ

2012年05月01日 | 折々の話題
訪米前にワシントンポストから、ここ数年で最も賢い首相と評された野田総理、原子力発電所再稼働というお土産を持っての訪米は無理だったけど、共同声明ではアジア太平洋の平和と安全に対するコミットメントを明言し、ちゃっかり「原子力エネルギーの安全・安心な利用」という文言を滑り込ませた。再稼働を対外公約として日本の世論を押し切るつもりだろうか。もちろん具体的内容は全文を読まないとわからないけど、敦賀原発は近くを走っている断層が他の場所の地震で動いた可能性があるという調査結果が出ているこのご時世、日本に対して原子力発電所の継続的利用を求めているアメリカに行ってこの約束だから、まったくもって無責任極まりない。

以下、共同声明骨子
  
・日米同盟はアジア太平洋地域の平和と安全保障、安定の礎。あらゆる能力を駆使し「役割と責任」を果たす
・在日米軍再編計画見直しで多様な緊急事態に日米同盟の対応能力を一層向上
・アジア太平洋地域の貿易・投資に関する高い水準のルールの構築を確約
・TPPに関する2国間協議を引き続き前進させる
・日米は共通ビジョンを実現するため協力を拡大し、同盟をさらに強化
・原子力エネルギーの安全・安心な利用、エネルギー安全保障で協力

北朝鮮がならず者ぶりを発揮しているさなかにアメリカを公式訪問すれば、こういうトーンの声明になることは明らか。毎年ゴールデンウィークにこぞって「外遊」するのが国会のセンセイたちの慣例ではあるけど、どうしてこの時期に選挙で次が誰になるかわからない国に行って、世論がさだまっていない約束をしてくるんだろうね。まぁたしかに、アメリカにとっては「賢い」首相だわなぁ(ため息)。

産経新聞から写真を拝借しておる

最新の画像もっと見る

コメントを投稿