kebaneco日記

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見つかったのか?

2012年07月04日 | 折々の話題
帰宅してテレビをつけたら「速報」。画面には難解なチャート
ジュネーブでプレゼンテーションが始まった

スイスのCERNという欧州合同原子核研究所の、大型ハドロン衝突型加速器(LHCと呼ばれる装置)を使って、陽子を光速まで加速し正面衝突させ研究を続けてきたのは2チームで、東大などが参加する日米欧のアトラスと欧米中心のCMSというチーム。同じ質量領域に新しい粒子を見つけたことから、「こりゃ神の粒子=ヒッグス粒子を発見しちゃったんじゃなぁいぃ~?」となったらしい。

スタジオではアナウンサーと解説者がおしゃべりしながら、今回のプレゼンの意義を説明


理論物理学で存在すると提唱された17の粒子のうち、唯一見つかっていなかったのがヒッグス粒子で、これが発見されたとなると21世紀最大の発見となるであろう、と説明。なんでも、物理学で説明がつくのは宇宙の4%に過ぎず、しかも宇宙は拡大し続けている。物質に質量を与えているといわれるこの素粒子が本当に存在し、発見されたとなると、太陽や惑星、ひいては我々人類がいかにして存在に至ったのかを解明できる、かもしれん、と力説していた。

今日午後6時から2チーム合同の会見があるらしく、アポロが月に着陸したと同じくらいの凄いこっちゃ、らしい。意義やらありがたさはkebaには全く想像つかないけど、想像がつかないような凄い発見がされたかもしれんと知らされるのはワクワクする。

追記:このニュースから2日たって、思ったこと。ある人のブログにコメントしたのを転記しておこう。

知らないことが多すぎるっ!
っていう思いを、人類はかみしめるべきだなぁと、このニュースにふれてしみじみ思いました。

発見された一つの事実そのものは
すぐに生活に役に立つものじゃなくても、
政策決定者や危険な施設を運営する事業者ひとりひとりに
人間が知ってることなんてたかが知れてる、
科学が解明できたものはまだまだ少ないっていう意識があれば
慢心なんて起こらない、それが一番大きな「投資利益」では、と思ったのでした。

投資額が巨大だという批判はあるけど、ね。

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4 コメント

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Unknown (ちかちか)
2012-07-04 19:32:43
世紀の大発見らしいですね。TVみて、一生懸命話を聞いていたが、やっぱり難しい。
私が理解するのは無理!無理!
アナウンサーが「私達の生活にどのように役立つのですか?」私もそこが聞きたい!
でもどうやら、そんなレベルの話じゃないらしい(笑)
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ちかちかさんに (まろ)
2012-07-04 21:20:06
同意します。
「すぐに役立つわけではない」が、答えでしたね。我々があの世へ行ってからのことでしょうね。
日本の人も参加していてよ誇らしいです。
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ちかちかさま (keba)
2012-07-04 22:11:41
そうそう、理解するのは無理
学生の頃は原子が物質の最小単位って教わったのに
それより小さい素粒子ってなんやねん?の世界ですから(笑)

すぐに役立たないことに何十年も人生を賭ける志を持った人たちに
ただただ拍手です
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まろ (keba)
2012-07-04 22:23:37
発表の場にいらしたピーター・ヒッグス博士が
「自分が生きている間に見つかるなんて」
と感慨深げに科学者たちに感謝していらっしゃいました。
ヒッグス素粒子発見は、20世紀の理論物理学の宿題だったので、
一般人がその恩恵に浴するのは、きっと来世紀かも(笑)?
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