kebaneco日記

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グリーンブック

2019年03月11日 | チェロ&アート
昨日は主人とグリーンブックを観に行った。

直前まで行けるかどうかわからなかったので、主人が帰宅して、私の仕事の準備が終わった7時にネットでチケットを購入して「行くじょ〜」と池袋のHUMAXに出かけた。あまりに急いでチケットを購入したので夫婦割50を利用するのを忘れてしまった、ちぇ〜

映画は、期待通り素晴らしかった。

あたしは英国に住む黄色人種だった経験がある。「教養人」を自認し「自分たちは東洋の文化を理解できる」と他の人に誇示したい人たちと付き合わされることも多く辟易だった。日本人だからあたしたちをディナーに招いてること自体が、人種差別だと思ってた。そしてそういう人たちに限って、日本では観光地のお土産やさんにしか置いてないような中国と日本をごっちゃにしたようなお茶碗を、後生大事にリビングルームに飾ってたりして心から軽蔑してた。でもそういう人たちにヘコヘコする日本人のビジネスマンにも共感できるものがなにもなかった。そういう経験があるあたしには、ドクター・シャーリーと違ってなんの天才でもないけど(苦笑)、「どこにも居場所がない感」がすっごくよくわかって、不思議な感覚だった。

どこから英国を親しく感じるようになったのか、やっぱり友人と呼べる人、尊敬できる人、が見つかってからかもしれない。どこの国にもスノビッシュな人はいる、どの国にも自分の国のことすらよく知らないくせになぜだか自分の国が一番優れていると信じ込んでいる人はいる。そういう人たちに、それが恥ずかしいと思わせるのは並大抵のことではない。

でも「軽蔑して嫌ってるだけじゃ何も解決しないのよ」とケバさんがおっしゃってます。


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2 コメント

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kebaさんへ (くりまんじゅう)
2019-03-11 13:41:49
『グリーンブック』で黒人ピアリストを演じたマハーシャリ・アリ
という男優がアカデミー助演男優賞を受賞しましたね。
この俳優を知りませんでしたが2度目の受賞とは実力俳優ですね。
だいぶん前から行こうと思ってもちょうどの上映時間がなくて
そのうち1日の上映回数が減りあせっていましたが
彼が受賞したのち 1日の上映回数が増えました。

英国は行ったことがないですが伝統を重んじるこの国は
米国より厳しい人種差別があるのですね。
かつて離婚したダイアナ妃がアラブの富豪と結婚間近になり
将来英国の国王となる王子にアラブ人の血を引くきょうだいが
誕生するのは王室が快く思わず ダイアナの死は巧妙に仕組まれた
出来事ではなかったか という本を読んで王室には有色人の
血が混じってはいけないのだと思っていましたが間もなく
エリザベス女王に黒人の血を引くお孫さんが誕生しますね。
男児誕生でも王位を継がないからいいのでしょうかね。

米国旅行中は何度もガイドから この国は多民族国家で
人種のるつぼです と聞かされました。
人種が違えばものの考え方や価値観も違うでしょうから
単一民族の日本では起きないような様々な問題があるでしょうね。
米大統領は有色人種が嫌いみたいですね。
それではノーベル平和賞はもらえんのではないかな。
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くりまんじゅうさま (keba)
2019-03-11 14:53:13
魅力的な俳優さんでしたよ、出てくる人それぞれが。

メーガン妃は結婚前からバッシングの嵐で
家族のこと、黒人の血を引くこと、全て散々でした。
いまでもいろいろと叩かれておられるご様子ですね。
郷に入っては郷に従え、をあまりやってないというのも非難される理由のようなので
そこは卵が先か、鶏が先か、というのもあるかも。
なんせ英国王室は自主財源をお持ちですが税金免除なので
その分国民の目も厳しくなって当然です。

人種が違うと価値観が違うというのもありますが
その異なる価値観に対してどれだけ寛容になれるか、が鍵だと思います。
ましてや肌の色や外見で偏見を持つのはど〜だろうなぁ。

米大統領が「そんなこと言ってもいいんだ」的なことを
ばんばん記者会見やツイッターで発信するので、ノーベル賞は無理でしょうね。
それを推薦したお方も見識が問われますです。
はずかしいから尻尾振るのやめてほしいんですけどね
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