マニュアルとともに

今日はこれから、日帰りで両親の老人ホームに顔を出す。主人の留守中に一人でサクッと済ませてしまおう、と言う算段。猫たちはお留守番。

今回の目玉は、春に作りだめした電子アルバムである。携帯で主人にあたしが使い方を説明しながら操作してるところを撮影してもらったまではよかったんだけど、DVDに落とすまで作業が終わらないうちにヤツが出張に出てしまったことと、ビデオ操作しながら同時にタブレットを操れるのか？という素朴な疑問もあり、とりあえず紙ベースのマニュアルで様子を見よう、と取り急ぎワードで作って印刷してみた。

いろんな機能に使おうとするとハードルが高くなる一方なので、とにかく写真のアルバムとカメラの機能以外は、簡単にはアプリが目に入らないし開けない設定にしておいた。カメラを使って写真を撮れば、両親が作ってる年賀状や暑中見舞いに使えるだろうし、そうすればちゃんと電源を入れて充電して持ち歩くモチベーションになるかな、と。

私自身の移動中の読み物は、いつものごとく仕事の資料と、今回は21世紀構想懇談会（例の総理の私的懇談会）の報告書。週末に出される「談話」の元となる報告書が一体どういうものなのか、一度ちゃんと目を通そうと思う。

あたしは10本まとめて隠さないと通せない問題だらけの例の法案群が、両親の青春時代を悲惨なものにした戦争に対する知識も反省もなく、民主主義的プロセスすらも無視する人たちのごり押しで通され、両親の老後を不安なものにしないよう願うのみだ。あんな法案の審議に何時間も費やすくらいなら、「日本はこれからどういう国になりたいのか」、その一点だけで同じくらい時間を割いて国民的議論をしてほしいと思う今日この頃。老いも若きも、８月は来し方行く末を真剣に考えるひと月であっていいとすら思うな。

とりあえず、今回はあたしが見せてあげる初回の電子アルバムだけでも喜んでくれれば、それでよしとしよう。