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今朝、JR東海お忘れ物案内から「日時に関する情報が不明確のため、正しくお忘れ物を確認することができませんでした」というメールが来た。
しかたないので、再度情報を入力して登録申請し、今朝9時の開始時間を待って、窓口に電話してみた。電話で応答してくださった女性によると、どうやらウェブで忘れ物情報を登録した時、帰宅後日付が変わっていたにもかかわらず「今日」を選択してしまったようだった。あたしが「iPhoneを探す機能によると、新幹線の車両基地にあるようなんです。しかも夜のうちは明らかに新幹線車内にあったらしいのですが、今は建物内に移動しています」と伝えたら、それなら昼頃に東京駅に移されるから昼過ぎ以降東京駅の忘れ物係から連絡があると思います、と言われた。
「一番楽観的なシナリオだと、昼過ぎに電話が来て、取りに行けば今日中に手元に戻ってくるっていうことですか?」と念を押したら、東京駅の忘れ物係には毎日膨大な数の忘れ物が届くので、順次連絡していたら遅くなるかもしれない、東京の忘れ物係には外から連絡できる電話番号がないので、昼過ぎにいまかけている番号に再度連絡をもらえれば最新状況を伝えられる、と言ってもらえた。一旦電話で接触するとその後はネットで登録した情報はキャンセル、全て電話連絡になる、メールでの回答はなくなる、とも言われた。
電話を切ってアプリで場所を確認したら、あたしのiPhoneはすでに東京駅構内に移動している。つまり、忘れ物として認識され、引き渡しに向けて準備が着々とするんでるってこと、かな?なんかもう手元に戻ってきたような気持ちになって、ゆっくり朝風呂に入ってしまった(笑)。
昼過ぎになっても東京駅からは連絡が来ない。教えてもらったように、再びお忘れ物係に電話。受付番号と受け取り場所を教えてもらって、探すアプリから支払い機能をブロックしてる紛失ステータスも解除、帰りにスマホ使いたいからね。その時に電池マークが黄色い色になってた。バッテリーが無くなりそうなのか?と充電器を握ってうちを出た。
思えば昨日は、JRという組織の底力を思い知らされたような1日だった。まずJR西日本の車掌さんが、本当に感じよかった。スマートEXというアプリで、チケットレスで席を予約した。予約したチケットを、あたしと主人とそれぞれ持ってるJRのIC付きクレジットカードの番号を指定して、席を割り振る。そうするとそのカードで改札を出入りできる。直前まで、窓口に行ったり自動券売機で操作しなくても予約を変えられる。
復路は広島までこだま、そこからのぞみに乗り換えた。こだまにはグリーンの設定がないからなのか、あたしが予約した段階で残席が少なかったためか、とにかく復路はグリーン席が買えなかった。こだまに乗ってるあいだに、乗ろうとしていた広島・東京の最終のグリーン車の空席を確認したところ、比較的たくさん残っていた。狐につままれたような気持ちで、あたしが予約に使っているJRのアプリで変更を試みるも、既に最初のこだまに乗っちゃってるからか、変更させてもらえない。通りかかったこだまの車掌さんに事情を説明して、のぞみの車内で追加を払って席を変えられるか聞いてみたら、自分では確認できないけど一旦乗車してもらってから車掌に尋ねてほしいと言われた。
そうだよね〜、と広島到着後向かい側のプラットフォームをぶらぶら歩いていたら、あたしたちが乗ろうとしていたのぞみに追い抜かれるため10分くらい停車するこだまの、その車掌さんが後を追って来られて「乗車したら車掌に尋ねてくださいね」とわざわざ伝えてくださった。ネット予約したチケットは、乗車後は変更できない可能性もあるので、ぬか喜びさせないために「乗って確認してください」としか言えない、そのことを申し訳なく思ってわざわざ伝えにきてくださったんだろうな、と思って嬉しかった。
「はぁ〜い」と返事して「優しいね〜」と言いながら乗車し、回ってきた車掌さんにこれまた事情を説明。端末を操作して調べてくれて、移動できることとなった。通信環境が良くないところを通っていたせいか、少し時間がかかってしまったけど「前後に人がいても大丈夫ですか?」といった細やかな確認をされたり(隣に並んで座れればどこでもいいですと答えた)、感じのいい柔軟な対応で満足だった。
そして今日の、この忘れ物センターの対応。全てにおいてプロ、全てにおいてこっちの心配に寄り添いすぎない立ち位置で、必要な情報を的確に伝えてくれる。どうトレーニングしたらこんな対応ができるんだろう?と感激・関心のkebaでした。不幸中にも幸が転がってるもんだ。
というわけで、無事回収しましたっす。
あの時も、焦ってプラットフォームにいた駅員さんを質問攻めにしたら、速攻でアドバイスをいただいてすごく助かった記憶が蘇りました。
しかし、トイレに入って泣きたくなるほどの対応って、どんなに酷いものだったんでしょう・・・
民営化していい方向に変わってよかったですよね、働いてる人もその方が働きがいあるだろうし。
そうなんっすよ、戻ってきてほんとよかった
「探す」アプリによると、新幹線車両基地まで連れて行かれてそこで発見されたって感じでした。
みどりの窓口誕生秘話かぁ〜、面白そうですね。
とにかく各所でよくトレーニングされた人ががんばってるなぁと感じて、日頃はあまり接点のない人たちが、実はどんなにすごい人たちなのかを思い知らされて気分でした。
コンピュータシステムとそれを扱って客との接点になるスタッフ、両方のクオリティが噛み合ってる気がしました。
私も切符を買う時に丁寧な応対をされました。
民営化される前は横柄で、分からないことを聞いて「お前、アホか」的な答え方をされ、その場では泣かなかったけど、後でトイレに行って悔し涙に掻き暮れたと、若い頃同僚から聞かされたこともありました。
だから民営化された時も同情する人は少なかった。
でも、とにかく戻ってきて良かった!!
6月ごろにNHKのプロジェクトXって番組で『みどりの窓口誕生秘話』っいうのをやってました。
それまで手作業で予約を取っていた国鉄。コンピュータの会社の人達と役人気質の国鉄の人たちが歩み寄り、より良い予約の取り方ができるようになるシステム作りをしたという話《ざっくりしすぎてますが😅》
今日の出来事を読んでいて、このあたりのことが受け継がれより良く進化しているのかなと思いました。
JRは九州、西日本、四国、東海、東日本などに分かれているけど(チケット取る時少し煩雑な時もある)どの地域のJRの人たちも感じが良いですね😊✌️