新聞拾い読み

13日の金曜日もつつがなく終了し、kebaは久々にゆっくり新聞を読んでいる。さっきまで遊んでくれぇ～と主張していたマロも、待ちくたびれて寝ちゃった。なんだか顔がオヤジですよ（笑）。

今年も株主総会のシーズンだ。目に留まった記事も総会関係。

Jパワーの物言う大株主様ザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド（TCI)が、Jパワーの株主総会で提案するとしていた増配案を、アメリカの大手の議決兼行使助言サービス会社のグラス・ルイスが「株主のみなさぁ～ん、TCIの提案に反対しましょうねぇ～ん。だって他社と比べて株主配当充分高いんだもぉ～ん」って言っているらしい。

まぁTCIみたいに短期で利益を上げてさっさと売って、そのお金で他の会社の株を会社が無視できない程度に買って物言う、っていうのを焼き畑農業みたいに繰り返す投資家が横行しては、まじめに会社を評価してもっと長いスパンで会社の価値が上がることを想定して買いにいく株主にとってはたまったものではないでしょうから。

どこかの会社に投資するときって、多分その会社の本源的価値を評価し今後の利益成長などを予測し、そういうのに照らし合わせて今の株価が安いか高いかで買うタイミングを決めるのだと思うけど、当然リサーチの段階で、その会社がどういう配当方針でどういう役員構成で、みたいなのも調べてそういう定性的評価も「買う」か「買わない」かを決める要因にしてるはず。ゼロから会社を作るわけじゃないので既存の枠組みをある程度「あるもの」として受け入れるしかないと思う。だから、「ちょびっとだけ持ってうるさく主張して賛同者募って、会社を自分の思い通りに変えちゃおう」って投資するのは株主として邪道ではないだろうか？と、物言う零細株主にすらなれないkebaは半ば負け惜しみのように考えるわけっすよ。

まぁ、株主として特別扱いして欲しいなら特別決議に拒否権発動できる程度、または過半数握ってからにしてもらお～じゃないのさなんて。わはは。

それと、TCIの主張を鵜呑みにして日本は閉鎖的だというのは簡単だけど、まずはエネルギーというセクターが日本にとってどういう重要性があり、仮に上場企業であったとしても株主にたいしてどういう規制が必要・正当化可能・妥当なのか、もっと冷静な議論が必要なのかもね～と思った。

もうひとつ。

すでにチェックインする荷物の有料化を決めているアメリカン航空に追随するように、UAもUSエアウェイズも7月初旬から一個当たり15ドル徴収することを決めたらしい。ひょえ～～。飲み物に次いで荷物まで。次は一体何が有料化されるのだろう、機内食？エンタテイメント？ヘッドフォン？毛布？それとも・・・まさか・・・トイレットペーパー（爆）？