kebaneco日記

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父の薬

2018年03月11日 | 猫ら&家族
金曜日の深夜、義妹からメールが来た。

今日老人ホームのの看護師さんから電話がありました。今日は耳鼻科の定期受診でしたが、その時、先日ご家族から依頼があったので、と緩和ケア外来の紹介状を渡されたそうです。来院したついでに今から受診するようにとの事で、主治医から「痛みを和らげる専門の医師」と説明を受け、お父さんも納得されて受診されたとの事。

咳と痰が出るので、コデインリン酸塩(咳止め)とブロムへキシン塩酸塩(去痰剤)を処方。咳止めの方は弱い麻薬・アヘンアルカロイドですが、副作用はあったとしても軽いそうです。次回の受診は16日(金)(10時に耳鼻科受診したあと)で、次は必ず家族と来院するように、これからの家族の意向と、都合がつくなら緩和ケア病棟の見学もするよう言われたそうです。


父は火曜日が診察日なので、なんで金曜日だったのだろう?と疑問に思いながら昨日帰省。義妹は仕事で会えなかったので、最寄り駅まで迎えに来てくれていた弟と一緒にお昼を食べながら情報交換。今後どういう状態になったらどうするか、というような話をしてホームに向かった。ホームにはケアマネさんと先週金曜日に父に付き添ってくれた看護師さんもいらして、4人でお話し。

父の病院からケアマネさんに「他の科も受診するので金曜日に来て欲しい」と電話があり、ケアマネさんは父に付きそう看護師さんに、父が他の科も受診することになっているとは告げず金曜日に病院に行ってもらい、受診日が変更になったことを弟夫婦に告げなかった。なので、弟が翌週火曜日が外来のアポの日なので、昨日の土曜日にあたしと会って話してからホームに伝えれば間に合うと思っていた緩和ケア外来の件が、先に受診となって話が混乱してしまったようだった。

ホームの内部の連絡が上手くいかなかったのか、とちょっと残念。それより残念だったのが、この緩和ケア外来でもらった薬の副作用。昨日の父は手術直後の麻酔が半分くらい効いてるのかな?みたいな状態だった。せっかく行ったのにほとんどお話ができず、本当に残念だった。弟曰く緩和ケア外来の薬の前までは、普通にベッドに座って話ができたのに、と。

だとすると明らかに緩和ケア外来でもらった麻薬系の薬のせい。去年の7月にカロナールから麻薬系のオキシコンチンに変えた時に、一時的にこんな状態になったから、また現在のカロナールに戻している。父は麻薬系の薬剤への感応度が高いのかも。そういうことを、耳鼻科から緩和ケアに申し渡ししせず緩和ケアに回したのだろうか。あるいは緩和ケアの医師が耳鼻科のカルテの投薬歴をちゃんと見ずに、対症療法的に薬を出したのか。疑問だけど、地域拠点病院で救急が中心の病院だから、緩和ケア病棟の順番待ち行列に加えてもらえないと、長期入院はできない。父に次に何かあってもはやホームには戻れなくなった時に居場所がなくなる。なので緩和ケアとの関係は良好に保ちたい。難しいよぅ〜。

弟夫婦には、今の父の状態は麻薬系の薬の副作用だと思うので、今の状態を病院に伝えて薬を変えてもらうことと、近いうちに緩和ケア外来を父が受診する時に付き添ってもらうこと、をお願いした。父に付き添った看護師さんが義妹に伝えてきた内容だと、来週金曜日に絶対に付き添わなければならないような印象だったけど、昨日の話では必ずしも来週の金曜日じゃなくても良さそうだったので、そのあたりは伝言ゲームになると混乱するので、弟夫婦と父の病院との直接のやりとりで解決することにした。

また、そろそろ父の兄弟や友人に連絡したほうがいいのではないか?と義妹が提案してきたので、そのことも弟と話し合って、以下のメールを送っておいた。

父の兄弟に伝えた方がいいのでは、の提案ありがとう。でも、それは父が言い出せばそうする、あるいは、医者からそうするよう言われたらそうする、ということにして、それまで待つことにしました。

去年から私が毎月顔を出してるし、本人もかなりの頻度で入院してるので、自分は重い病気かもしれないと薄々感じてると思います。そこに今まであまり顔を出してない兄弟が顔を出し始めたら、疑いを確信に変えてしまうと思うんです。

去年から何度も来てるK美ちゃんにも、父の病気のことは一切伝えてません。

それは、父に告知しないと決めたときに、告知を主張していた弟が、本人に知らせないんだったら誰にも知らせないことを望み、私もそれを受け入れたからなんです。なにか気づいてると思うけど、あえて聞いてこない、そういうK美ちゃんに感謝してるし、両親を慕ってくれてる彼女には元気なうちに何度も会わせてあげられてよかったと思うけど、今日のような半ば昏睡状態の父を、本人が望んでいるかどうか不明確なまま兄弟に会わせるのはどうなんだろう。私が満足させたいのは父であって叔父叔母ではないから。

今の私にとっては、父の日々の気持ちが穏やかであることが圧倒的優先事項で、本人が最後に会っておきたいと言いださない限り、叔父叔母や友人知人のことは二の次三の次です。万が一のときには、本人に告知してないからギリギリまで言えなかった、で納得してもらえると信じてますし、会わせなかったと非難されたら、それは全部私が引き受けます。

ご理解ください。でも、色々とアドバイスありがとう。これからも宜しくね。


父の気持ちを乱す「常識」や「慣習」はこの際無視。掟破り上等ざんす。そのあと義妹からメールがきて、父との日頃の会話から気づいてるだろうと思ったので麻薬系の薬の投薬が本格的に始まる前に、と思ったけどお姉さんのメールを読んで疑問と確信の違い、そうだなぁと思ったと返事が来た。この距離感が心地良く有難い。なので調子に乗ってお願い事もしておいた。

お願いがあります

父との直接的な会話の量は、あなたが圧倒的に多いので、一番父の気持ちを知ってると思う。それに、実の娘とはいえたまに遠くから来る私や、信頼しているとはいえ他人のスタッフには、父は本当の気持ちを口にできない。でもあなたにだけは弱音を吐けるので、重たいけど聞いてあげて欲しいです。そして、これは、と思うことは教えて下さい。

例えば「父が言い出すまで」という基準を決めたけど、実質そう言っているとしか思えないような会話が何度も出るようだったら、kebaおじさんだけには連絡しますから。宜しくお願いします


掟破りといえば・・・写真は金曜日の夕方仕事から帰って冷蔵庫の整理を兼ねて、ご飯の段のおかずを作ったところ。先週の残りのおかずも入れて5つ分作った。今日ご飯を炊いて、おかずが冷凍された状態でここに詰める。それと残った野菜をこねくりまわして、月曜日の分だけでも野菜の段を捻出せねば。がんばるじょ〜(笑)

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2 コメント

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傾眠傾向 (みどり)
2018-03-11 14:37:23
私の書くことは20年以上前のことなので今はどうなっているか分かりませんが、末期がん患者の痛みのコントロールをした場合、薬によって傾眠傾向は避けられないと医師自身が悩んでいた記憶があります。
現在、痛みを抑えて、しかも意識を保つ、そんな薬が開発されているかどうかですね。
コデインリン酸塩は下痢止め(腸の痙攣状態を抑える作用あり)として私も常時携帯して、飲む時がありますが副作用は少ないと思います。人にもよると思いますが。
緩和ケアにおける痛みのコントロールと傾眠傾向について、医師にそれとなく聞いておいてもいいかもしれません。


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みどりさま (keba)
2018-03-11 15:24:28
ありがとうございます。
今でも末期がんの痛みは麻薬系でしか抑えられず
以前と比べて用量と傾向に改善はあるかもしれませんが、
傾眠傾向は避けられません。

月曜日に緩和ケア外来に電話をすることになっているので
その時に新たに処方された2薬の投薬後の変化を伝えてもらうことにしました。
痛みは耳鼻科が処方している、麻薬系ではないカロナールで抑えていて
傾眠が咳止めのコデインリン酸塩の麻薬への反応だとすると
他の薬はないのかなぁ、、、とか。
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